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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

1.4.4 Symfoware Serverの監視機構

Symfoware ServerはRDBシステムの監視機構として、専用のディテクタを用意しています。Symfoware Serverのディテクタは、クラスタシステムのクラスタアプリケーション配下で動作しているRDBシステムの状態監視を行っています。

RDBシステムのダウン監視

RDBシステムの停止(ダウンなど)を検出すると、クラスタアプリケーションの切替えなどの状態遷移をスケジュールします。

RDBシステム無応答監視

Symfoware Serverが新規にSQL文やRDBコマンドを受け付けられない状態(無応答状態)かどうかを監視します。rdbhsrscコマンドによりタイムアウト時間、タイムアウトチェック回数、プロセス監視間隔および無応答検出時のアクションを設定することができます。監視プロセスは、プロセス監視間隔ごとにタイムアウトチェックを行い、タイムアウトチェック回数分続けてタイムアウトが発生した場合に、無応答と判断します。

また、タイムアウトが発生した時点で原因調査用の資料採取を開始します。RDB構成パラメタファイルのRDBCOREで指定したディレクトリに、以下のファイル名で資料を出力します。

timeout.YYYYMMDDhhmmss_nn (nnは通番)

無応答が検出された場合、1回のタイムアウトあたり数メガバイトのサイズで、タイムアウトチェック回数分の資料を出力します。

RDBシステムの無応答監視の設定については“3.4.9 RDBシステムのリソース情報の登録”、“7.4.15 CapitalシステムでのRDBシステムのリソース情報の登録”または“7.4.21 SatelliteシステムでのRDBシステムのリソース情報の登録”を参照してください。