クラスタシステムには、ノード監視および装置監視などの監視機構があります。しかし、これだけでは、Symfoware ServerのRDBシステムがダウンした場合に、異常を検出することができません。そこで、Symfoware Serverでは、監視機構として、Symfoware Serverのリソースを監視する、“ディテクタ”により、異常を検出できます。
クラスタシステムおよびSymfoware Serverの監視機構により、異常を検知した場合、Symfoware Serverの“スクリプト”が、クラスタシステムからの状態遷移の指示を受け取り、リソースの活性または非活性を制御します。さらに、スクリプトに、“サブプロシジャ”を登録することにより、状態遷移時に、作業用ファイルの削除、共用バッファの開設、DSIと共用バッファの対応づけおよびDSIのメモリ常駐化などが自動的に行われ、データベースを利用可能な状態にすることができます。
Symfoware Serverの監視機構およびSymfoware Serverのスクリプトは、インストール時に自動的に登録され、クラスタアプリケーションの起動や状態遷移時に自動的に起動されます。