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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

1.5 フェイルオーバ運用の機能

Symfoware Serverのフェイルオーバ運用では、一般的なフェイルオーバ機能をすべて実現しています。ウォームスタンバイにはスタンバイ機能、ホットスタンバイにはホットスタンバイ機能があります。

スタンバイ機能

ノードに異常が発生した場合、切替えを行う際に待機系のRDBシステムを起動して業務を引き継ぎます。

ホットスタンバイ機能

ノードの異常に備えて、待機系のRDBシステムを事前起動しておき、ノードに異常が発生した場合の切替えを短時間で行うことができます。

また、ホットスタンバイ機能では、切替え時間の高速化を実現するために、以下の機能があります。

待機ノードでのRDBシステムの事前起動

Symfoware Serverでは、起動モードとして、運用モードと待機モードを用意し、待機ノードにおいて事前にSymfoware Serverを起動しておくことができます。以下に運用モードおよび待機モードについて説明します。

運用モード

単一マシンでの運用と同じく、データ操作業務やデータベース保全・保守運用を行うノード側に設定する運用属性です。

待機モード

待機ノード側の運用属性です。Symfoware Serverは、運用属性が待機モードの期間中は、アプリケーションの起動までは可能ですが、データ操作を行うことはできません。

データベースのプレオープン

Symfoware Serverでは、待機している段階で、共用ディスク装置上に配置してあるデータベースをオープンしておくことにより、待機系のクラスタアプリケーションで待機モードから運用モードに切り替える処理をさらに高速化することができます。

待機モードでデータベースを事前にオープンしておくことを、プレオープンと呼びます。

プレオープンは、rdbhsutyコマンドで行います。

参照

rdbhsutyコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。