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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
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2.2.2 リソースプール

リソースプールとは、物理サーバ、VMホスト、ストレージ、ネットワーク、イメージなど同じ種類のリソースをまとめたものです。

リソースプール管理は、リソースを無駄なく有効に活用するための機能です。

これまでは、新規業務や業務拡張に伴い、その都度サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを購入する必要があったため、稟議や手配、購入後の環境構築などで時間も手間もかかっていました。リソースプールを利用すると、必要なリソースを本製品で制御するリソースとして事前にリソースプールに登録しておくことで、利用者の要求に応じて適切なリソースをリソースプールから切りだすだけでサーバ(ストレージ、ネットワークを含む)を構築できるため、システムごとに必要であった稟議や手配、環境構築などの時間と手間は不要になり、計画的なインフラ環境の構築と運用が実現できます。また、サーバが不要になった場合、リソースを解放して再利用に備えることができます。

リソースプール種別は、「6.4 リソースプールの種別」のとおりです。詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第20章 リソースプールの操作」を参照してください。

リソースプールは運用要件(ハードウェア種別、セキュリティ、リソース管理単位など)に応じて複数作成できます。リソースプール内のリソースが不足した場合、新しいリソースを追加するか、ほかのリソースプールからリソースを移動して補います。