2.6 メッセージ形式の変更

変更内容

コマンド実行時の画面メッセージおよびログファイルへ出力するメッセージの形式を変更しました。

非互換

以下のようにコマンドの画面メッセージおよびログファイルへ出力するメッセージが変更になります。

画面メッセージの形式

画面メッセージのV10.0.0以前の形式と、V10.1.0以降の形式を示します。

表2.6 V10.0.0以前の画面メッセージの形式
機能分類	コマンド名	V10.0.0以前の画面メッセージの形式
資源管理機能	dcccheck	メッセージ本文
	dccdelete
	dccres
	dccstatus
	dccterm
	dccunlock
	dcdaemon	メッセージ本文
	dcdaemon	DCLOG[プロセスID]:△メッセージID△メッセージ本文
カテゴリ定義機能	dcccat	メッセージ本文
カテゴリ定義機能	ddsdef	メッセージ本文
ロード機能	iisloadcheckxml	メッセージID-エラー種別△メッセージ本文
	iisloadcheckxml	[Cause:shnde:△メッセージ種類:△メッセージID:△メッセージ本文]
	iisloadcheckcsv	メッセージID-エラー種別△メッセージ本文
	iisloadcheckcsv	[Cause:shnde:△メッセージ種類:△メッセージID:△メッセージ本文]
	dlofentry	メッセージ本文
	dlofentry	メッセージID△メッセージ本文
抽出機能	dfbselect	メッセージ本文
その他	sh_create_resource.sh	メッセージ本文

△は半角空白

表2.7 V10.1.0以降の画面メッセージの形式
機能分類	コマンド名	V10.1.0以降の画面メッセージの形式
資源管理機能	dcccheck	FSP_INTS-IS_IIS:△メッセージ種類:△メッセージID:△メッセージ本文
	dccdelete
	dccres
	dccstatus
	dccterm
	dccunlock
	dcdaemon
カテゴリ定義機能	dcccat
カテゴリ定義機能	ddsdef
ロード機能	iisloadcheckxml
	iisloadcheckcsv
	dlofentry
抽出機能	dfbselect
その他	sh_create_resource.sh

△は半角空白

ログファイルのメッセージの形式

ログファイルのメッセージのV10.0.0以前の形式と、V10.1.0以降の形式を示します。

△は半角空白

表2.9 V10.1.0以降のログファイルのメッセージ形式
機能分類	コマンド名	V10.1.0以降のログファイルのメッセージ形式
資源管理機能	dcccheck	日時△FSP_INTS-IS_IIS:△メッセージ種類:△メッセージID:△(プロセスID)△メッセージ本文
	dccdelete
	dccres
	dccstatus
	dccterm
	dccunlock
	dcdaemon
カテゴリ定義機能	dcccat
カテゴリ定義機能	ddsdef
ロード機能	dlofentry
抽出機能	dfbselect	日時△FSP_INTS-IS_IIS:△メッセージ種類:△メッセージID:△メッセージ本文
API連携機能	-	日時△FSP_INTS-IS_IIS:△メッセージ種類:△メッセージID:△メッセージ本文

△は半角空白

日時は、「MM/DD/YYYY_hh:mm:ss.ddd 」の形式に統一されます。構成要素は以下です。

・MM : 月(01～12)

・DD : 日(01～31)

・YYYY : 年(西暦年 4桁)

・hh : 時(00～23)

・mm : 分(00～59)

・ss : 秒(00～59)

・ddd : ミリ秒(000～999)

対処方法

V10.0.0と同様の動作としたい場合、以下を設定してからコマンドを実行してください。

環境変数の設定

環境変数	値
IIS_MESSAGE_FORMAT	OLD

log4j設定ファイルの編集

log4j設定ファイルのパラメタ	値
log4j.appender.R.layout.ConversionPattern	%d %m [%t]%n
log4j.appender.API.layout.ConversionPattern	%d %m [%t]%n

以下に環境変数の設定例を示します。

例

bash, BシェルまたはKシェルの場合

IIS_MESSAGE_FORMAT=OLD ; export IIS_MESSAGE_FORMAT <Enter>