変更内容
表のDSIをリカバリした場合に、同期復元機能(rまたはrbオプション)を使用しなくても、関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を自動的にリカバリするようになりました。そのため、7.0.2以前において、同期復元機能およびダンプレス機能を利用せずに、インデックスのDSIだけをリカバリする運用を行っていた場合に影響があります。
以下の条件をすべて満たしている場合、rdbrcvコマンドは正常終了します。
表のDSIに対してLOADモード(ダンプレス機能(f baseオプション)を除く)、FWモードまたはREFモードでリカバリを行っている。
上記の表のDSIのリカバリ後に、表のDSIに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)のみをリカバリしている。
以下の条件をすべて満たしている場合、rdbrcvコマンドは正常終了します。
LOADモードまたはFWモードのリカバリを行っている。
tオプションに指定したファイルの中に、表のDSIとそれに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を記述してリカバリしている。
“7.0.2以前”で示した条件の場合、rdbrcvコマンドを実行するとqdg02662u「指定した資源's*'はアクセス禁止状態になっていません t*」のメッセージを出力してコマンドがエラーで終了します。
“7.0.2以前”で示した条件の場合、rdbrcvコマンドを実行するとqdg12639u「指定した資源's*'に属するインデックスのDSI't*'が -tオプションで指定したファイル内に存在します u*」のメッセージを出力してコマンドがエラーで終了します。
非互換
“7.0.2以前”で示した条件の場合、7.0.2以前では正常終了していたrdbrcvコマンドがエラーで終了します。
バージョンレベル | 動作 |
---|---|
7.0.2以前 | 正常終了 |
8.0.0以降 | qdg02662uのメッセージを出力してエラーで終了 |
“7.0.2以前”で示した条件の場合、7.0.2以前では正常終了していたrdbrcvコマンドがエラーで終了します。
バージョンレベル | 動作 |
---|---|
7.0.2以前 | 正常終了 |
8.0.0以降 | qdg12639uのメッセージを出力してエラーで終了 |
対処方法
表のDSIのリカバリ後に行っていたインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)のリカバリは不要です。該当するインデックスのDSIをリカバリしない運用手順に変更してください。
tオプションに指定したファイルに、表のDSIとそれに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を記述している場合、インデックスのDSIの記述は不要です。tオプションに指定したファイルから、該当するインデックスのDSIの行を削除してください。