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Symfoware Server V11.0.0 アップデート情報
Symfoware

2.47 rdbrcvコマンド

変更内容

表のDSIをリカバリした場合に、同期復元機能(rまたはrbオプション)を使用しなくても、関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を自動的にリカバリするようになりました。そのため、7.0.2以前において、同期復元機能およびダンプレス機能を利用せずに、インデックスのDSIだけをリカバリする運用を行っていた場合に影響があります。

7.0.2以前
表のDSIをリカバリ後にインデックスのDSIをリカバリする場合

以下の条件をすべて満たしている場合、rdbrcvコマンドは正常終了します。

  • 表のDSIに対してLOADモード(ダンプレス機能(f baseオプション)を除く)、FWモードまたはREFモードでリカバリを行っている。

  • 上記の表のDSIのリカバリ後に、表のDSIに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)のみをリカバリしている。

tオプションを使って表のDSIとインデックスのDSIを同時にリカバリする場合

以下の条件をすべて満たしている場合、rdbrcvコマンドは正常終了します。

  • LOADモードまたはFWモードのリカバリを行っている。

  • tオプションに指定したファイルの中に、表のDSIとそれに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を記述してリカバリしている。

8.0.0以降
表のDSIをリカバリ後にインデックスのDSIをリカバリする場合

7.0.2以前”で示した条件の場合、rdbrcvコマンドを実行するとqdg02662u「指定した資源's*'はアクセス禁止状態になっていません t*」のメッセージを出力してコマンドがエラーで終了します。

tオプションを使って表のDSIとインデックスのDSIを同時にリカバリする場合

7.0.2以前”で示した条件の場合、rdbrcvコマンドを実行するとqdg12639u「指定した資源's*'に属するインデックスのDSI't*'が -tオプションで指定したファイル内に存在します u*」のメッセージを出力してコマンドがエラーで終了します。

非互換

表のDSIをリカバリ後にインデックスのDSIをリカバリする場合

7.0.2以前”で示した条件の場合、7.0.2以前では正常終了していたrdbrcvコマンドがエラーで終了します。

バージョンレベル

動作

7.0.2以前

正常終了

8.0.0以降

qdg02662uのメッセージを出力してエラーで終了

tオプションを使って表のDSIとインデックスのDSIを同時にリカバリする場合

7.0.2以前”で示した条件の場合、7.0.2以前では正常終了していたrdbrcvコマンドがエラーで終了します。

バージョンレベル

動作

7.0.2以前

正常終了

8.0.0以降

qdg12639uのメッセージを出力してエラーで終了

対処方法

表のDSIをリカバリ後にインデックスのDSIをリカバリする場合

表のDSIのリカバリ後に行っていたインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)のリカバリは不要です。該当するインデックスのDSIをリカバリしない運用手順に変更してください。

tオプションを使って表のDSIとインデックスのDSIを同時にリカバリする場合

tオプションに指定したファイルに、表のDSIとそれに関連するインデックスのDSI(XML格納構造のインデックスのDSIを除きます)を記述している場合、インデックスのDSIの記述は不要です。tオプションに指定したファイルから、該当するインデックスのDSIの行を削除してください。