変更内容
rdbmrinfコマンドでリカバリ制御ファイルの情報を出力する際に、存在しないデータベース名、データベーススペース名、リカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名を指定した場合、コマンドが正しく、復帰値1で終了するようになりました。
以下のいずれかの条件を満たしている場合、rdbmrinfコマンドを実行すると、メッセージqdg13175eを出力して復帰値0で終了します。
pオプションに、存在しないデータベース名またはデータベーススペース名を指定する。
fオプションに、存在しないリカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名を指定する。
“8.0.1以前”で示した条件の場合、rdbmrinfコマンドを実行すると、コマンドが同じくメッセージqdg13175eを出力して復帰値1で終了します。
非互換
“8.0.1以前”で示した条件の場合、8.0.1以前では誤って復帰値0で終了していたrdbmrinfコマンドが正しく復帰値1で終了します。
バージョンレベル | 動作 |
---|---|
8.0.1以前 | 復帰値0で終了 |
9.0.0以降 | 復帰値1で終了 |
対処方法
誤ったデータベース名、データベーススペース名、リカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名を指定した際に、コマンドの復帰値が0かつメッセージqdg13175eを監視することで異常を検知する運用を行っていた場合に影響があります。
コマンドの復帰値が1の場合でも異常を検知するように運用を変更してください。