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Interstage Business Application ServerV10.1.0 インストールガイド
Interstage

5.6 Interstage data storeを使用する場合の注意事項

omsアカウントの登録について

omsアカウントがシステムに登録されていない場合、Interstage data storeをインストールする時にomsアカウントを新規にシステムに登録します。
omsアカウントはInterstage data storeで必須のアカウントですので、削除しないでください。削除した場合は、Interstage data storeサービスが起動しません。

使用するポート番号について

Interstage data storeサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。Interstage data storeサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のInterstage data storeのデータストアが使用していないものに変更してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/server/bin/omschangeport -u "新しいポート番号"


Interstage data storeサービスのポート番号を変更する場合は、Interstage data storeサービスを停止してください。Interstage data storeサービスは、以下の方法で停止してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/server/bin/enablerstop

また、Interstage data storeサービスのポート番号は、Interstage data storeサービスが起動中でも変更することができます。Interstage data storeサービスを起動中にポート番号を変更する場合は、以下の状態である必要があります。

  なお、Interstage data storeサービスが使用しているポート番号は、以下のファイルに定義されています。“OMS_SERVICE=”に定義されている値が、Interstage data storeサービスが使用しているポート番号です。

/opt/FJSVena/server/param/enabler.conf

リポジトリが使用するポート番号の初期値は、6000~65535のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のInterstage data storeのデータストアが使用していないものに変更してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/server/bin/omschangeport “リポジトリ名” -pn “新しいポート番号”

なお、Interstage data storeのデータストアが使用しているポート番号は、以下の方法で、確認してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。

/opt/FJSVena/server/bin/omslist -l

【実行結果例】
----------------
rep001: server=host01 port=6000 XF
rep002: server=host01 port=6001 XF
----------------
「port」の値が、Interstage data storeのデータストアが使用しているポート番号です。

loopback interfaceについて

Interstage data storeでは、loopback interfaceを使用しています。FJSVenaパッケージのインストール前に、loopback interfaceを有効にしてください。

【loopback interfaceの有効化の例】

/usr/sbin/ifconfig lo0 up

インストールに失敗した場合の対処について

Interstage data storeのインストールに失敗した場合、以下の観点の確認・対処後に、Interstage data storeサービス(FJSVenaパッケージ)をインストールしてください。