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Interstage Business Application ServerV10.1.0 インストールガイド
Interstage

5.5 データベース連携サービスを使用する場合の注意事項

複数のglobal zone、またはnon-global zoneのOracle Solaris Containers、またはOracle Solaris Legacy Containers上で、SYSモードのデータベース連携サービスを同時に使用する場合は、non-global zoneのhostidを、データベース連携サービスを使用する他のサーバのhostidと異なるユニークな値に変更(エミュレート)する必要があります。他のサーバと同じhostidを使用すると、トランザクションIDが重複するため、データベース連携サービスが正しく動作しない可能性があります。

non-global zoneのhostidを変更(エミュレート)する手順を、以下に示します。

注意

  • Solaris 10で本作業を行う場合、カーネルパッチ142909-17を適用する必要があります。

  • 必ずOTSを停止した状態で、本作業を行ってください。

  1. global zoneのSolaris上で、zonecfgコマンドを使用して、対象のnon-global zoneのhostidを、データベース連携サービスを使用する他のサーバのhostidと異なるユニークな値に変更(エミュレート)します。

    # zonecfg -z zone名
    zonecfg:zone名>  set hostid=一意のhostid
  2. 対象のnon-global zoneを再起動します。

    # zlogin zone名 shutdown -i6 -g0 -y
  3. 対象のnon-global zoneで、hostidが変更されていることを確認します。

    # zlogin zone名 hostid
  4. データベース連携サービスの環境構築後に変更する場合、またはSolaris Containerの複製機能でデータベース連携サービスの環境を複製した場合は、Oracle Solaris Containers、またはOracle Solaris Legacy Containersの以下のファイルをエディタなどで編集して、「RECOVERYKEY」に変更(エミュレート)したhostidを設定します。

    ファイル名

    /opt/FSUNots/etc/repository/_recoveryinfo

    設定例

    RECOVERYKEY = 変更後のhostid
            :

    注意

    • データベース連携サービスの環境を新規に構築する場合は、手順4を行う必要はありません。

    • リソース管理プログラムを登録していない場合は、リソース管理プログラム登録時に反映されるため、手順4を行う必要はありません。

    • クラスタシステムの場合は、待機系の上記のファイルに、運用系の上記のファイルを上書きでコピーしてください。