2.5.7 lookup検索

マスタデータの項目とキーワードを比較する検索条件式について説明します。

マスタデータの項目内容を返すために、以下のlookup検索関数が用意されています

lookup検索関数の詳細については、「2.8.4 lookup検索関数」を参照してください。

lookup()

引数を2つ指定する関数と3つ指定する関数の2種類があります。

2つの引数を指定する場合は、マスタ項目の有無（true/false）を返却します。

3つの引数を指定する場合は、マスタ項目の内容を返却します。

これらのlookup検索関数を指定した検索条件式について、以下に説明します。

2.5.7.1 パターン検索

lookup()で連結したマスタ項目に対して、部分的な一致の検索や単語の検索など、複雑な条件を記述して検索できます。

パターン検索の定義を以下の図に示します。

左辺に指定するlookup関数の詳細については、「2.8.4.1 lookup関数」を参照してください。

右辺に指定するキーワード（パターン検索の種類）は、キーワード検索と同様です。詳細については、「2.5.5.1 パターン検索」を参照してください。

ポイント

検索対象文字列における半角英字について大文字・小文字の取扱いを、ルール定義（ANKmixオプション）で指定できます。また、全角英字について大文字・小文字の取扱いを、ルール定義（KNJmixオプション）で指定できます。
パターン(文字列)による検索を行う場合は、検索対象外として取り扱う文字をルール定義（SkipCharオプション）で指定できます。パターン検索(文字列)の詳細については、「2.5.5.1.1 パターン(文字列)」を参照してください。
パターン(ワード)による検索を行う場合は、単語の区切り文字をルール定義（SeparateCharオプション）で指定できます。パターン検索(ワード)の詳細については、「2.5.5.1.2 パターン(ワード)」を参照してください。
各オプションの詳細については、「2.9 オプション」を参照してください。

2.5.7.2 文字列検索

lookup()で連結したマスタ項目に対して、文字列で指定された値と完全に一致するイベントや大小関係にあるイベントを検索します。

文字列検索の定義を以下の図に示します。

左辺に指定するlookup関数の詳細については、「2.8.4.1 lookup関数」を参照してください。

右辺に指定するキーワード（文字列）は、キーワード検索と同様です。詳細については、「2.5.5.2 文字列検索」を参照してください。

ポイント

検索対象外として取り扱う文字をルール定義（SkipCharオプション）で指定できます。
検索対象文字列における半角英字について大文字・小文字の取扱いを、ルール定義（ANKmixオプション）で指定できます。また、全角英字について大文字・小文字の取扱いを、ルール定義（KNJmixオプション）で指定できます。
各オプションの詳細については、「2.9 オプション」を参照してください。

2.5.7.3 数値検索

lookup()で連結したマスタ項目と指定された数値が一致するイベントや大小関係にあるイベントを検索します。

数値検索の定義を以下の図に示します。