入力イベントの項目同士を比較する検索条件式について説明します。文字列比較と数値比較の2種類があります。
文字列同士を比較します。文字列比較の定義を以下の図に示します。
例
管理職ではなく、かつ申請者と承認者が同じデータを検索します。
$役職 != "管理職" AND $申請者 == $承認者
注意
文字列比較の比較演算子に、部分一致は指定できません。
数値同士を比較します。数値比較の定義を以下の図に示します。
例
昨年よりも体重が増加して、かつ胴回りが80cmより多い肥満傾向の従業員データを検索します。
val($昨年の体重) < val($体重) AND val($胴回り) > 80.0
文字列比較、数値比較で共通の留意事項について説明します。
注意
項目間比較では、CEPエンジンに配備するルール定義のSkipCharオプション、ANKmixオプション、およびKNJmixオプションは無効です。各オプションの詳細については、「2.9 オプション」を参照してください。
XML形式の入力イベントに同じ名前で繰り返して出現する要素ノードが含まれ、項目参照にその要素をパス式で指定した場合、条件を満たす項目が1つでも存在するときに項目間比較の結果が真になります。
ただし、否定系の検索式が指定された場合(!==)、条件を満たす項目が1つも存在しないときには、真になります。
要素が「空」となるパス式、項目式、または属性式が指定された場合、検索条件式の右辺の項目の要素が「空」の場合でも、真となりません。
項目間比較にパス式を指定する場合、“//”やアスタリスク(*)を指定できません。
項目間比較に項目式を指定する場合、ドル記号($)を指定できません。
項目間比較に属性式を指定する場合、アスタリスク(*)を指定できません。