Session Registry Server用のワークユニットを、isj2eeadminコマンドを使用して作成する方法を説明します。
isj2eeadminコマンドの詳細については、リファレンスマニュアル(コマンド編)の“isj2eeadmin”を参照してください。
IJServer定義ファイルのサンプルを任意のディレクトリにコピーします。
サンプルの保管場所:
C:\Interstage\F3FMjssrs\sample\srs
/opt/FJSVjssrs/sample/srs/
ファイル名 | 文字コード |
---|---|
sample_utf-8.xml | UTF-8 |
sample_euc-jp.xml | EUC-JP |
sample_shift_jis.xml | Shift_jis |
注意
IJServer定義ファイルのサンプルは、IJServerの定義内容はすべて同じですが、記述された文字コードごとにファイルが分かれています。適切な文字コードでファイルの編集を行ってください。
例
Shift_jisのサンプルファイルを“srs.xml”としてコピーします。
copy C:\Interstage\F3FMjssrs\sample\srs\sample_shift_jis.xml srs.xml
cp /opt/FJSVjssrs/sample/srs/sample_shift_jis.xml srs.xml
コピーしたIJServer定義ファイルを運用するSession Registry Serverの環境に合わせて編集します。詳細は、“IJServer定義ファイル”を参照してください。
isj2eeadminコマンドを使用してIJServerを作成します。
例
isj2eeadmin ijserver -a -f srs.xml
IJServer定義ファイル
IJServer定義ファイルについて説明します。
記述形式
IJServer定義ファイルは、以下の形式で記載されています。
注) 太字箇所は、必ず、環境に合わせて変更してください。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" standalone="yes" ?> <Isj2eeIjserverDefinition> <IJServer> <Name>[ijserver name]</Name> <Type>WEB</Type> <AutomaticStart> <Mode>YES</Mode> <User>root</User> </AutomaticStart> <ApplicationRetry> <AbnormalTerminationCounts>1</AbnormalTerminationCounts> <RetryCountResetTime>600</RetryCountResetTime> </ApplicationRetry> <CurrentDirectory> <NumberOfRevisionDirectories>1</NumberOfRevisionDirectories> </CurrentDirectory> <Common> <JavaCommandOptions>-Xms16m -Xmx256m</JavaCommandOptions> <ProcessingTime> <MaximumProcessingTime>400</MaximumProcessingTime> <TerminateProcessModeForTimeout>NO</TerminateProcessModeForTimeout> </ProcessingTime> </Common> <Web> <IPAddress/> <Timeout>60</Timeout> <Ports> <Number>[port number]</Number> </Ports> <ThreadConcurrency> <MaxThreads>64</MaxThreads> </ThreadConcurrency> <Www> <AcceptedHosts> <Address/> </AcceptedHosts> </Www> </Web> <Log> <Directory/> <Mode>SIZE</Mode> <Size>1</Size> <StartTime/> <Interval/> <HistorySize>1</HistorySize> </Log> </IJServer> </Isj2eeIjserverDefinition>
定義内容
各タグの詳細については、リファレンスマニュアル(コマンド編)の“isj2eeadmin”を参照してください。
Session Registry Serverを識別する名前を指定します。
必ず、環境にあわせて変更してください。
“WEB”のまま、変更しないでください。
Interstage起動時にSession Registry Serverを起動するかどうかを指定します。
必要に応じて、変更してください。
<Mode>タグにYESを指定した場合に、起動ユーザ名を指定します。指定したユーザ名の権限で、Session Registry Serverを起動します。
起動ユーザの変更については、“9.6.2 Session Registry Serverの起動ユーザの変更について ”を参照してください。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverの異常終了時の再起動回数を指定します。1、または小さな値を推奨します。
“9.6.5 Session Registry Serverの再起動について”を参照してください。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverの異常終了回数をリセットする時間を指定します。
“9.6.5 Session Registry Serverの再起動について”を参照してください。
必要に応じて、変更してください。
カレントディレクトリをバックアップする世代数を指定します。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverのヒープサイズを指定します。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverの最大処理時間の監視時間を指定します。
“9.5.1 各タイムアウト値の設定について”参照してください。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverの最大処理時間を経過しても処理が終了しない場合の動作を指定します。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry ServerのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
この項目はWebサーバとワークユニットを同一マシンで運用しない場合のみ有効です。
必要に応じて、変更してください。
このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナから通信が途絶えた場合に通信を切断するまでの時間を指定します。
“9.5.1 各タイムアウト値の設定について”を参照してください。
必要に応じて、変更してください。
このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナとの接続に使用するポート番号を指定します。
必ず、環境にあわせて変更してください。
Session Registry Serverの同時処理最大数を指定します。
“9.5.2 多重度(同時処理数)の設定について”を参照してください。
必要に応じて、変更してください。
アクセス許可IPアドレス。このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。複数指定する場合は1つずつタグを分けて指定してください。
“9.1.12 Session Registry Serverへのアクセスの制限”を参照してください。
この項目はWebサーバとワークユニットを同一マシンで運用しない場合のみ有効です。
必要に応じて、変更してください。
Session Registry Serverのログ出力先のディレクトリを指定します。
必要に応じて、変更してください。
ロールオーバをサイズとログ収集時間のどちらで行うかを指定します。
必要に応じて、変更してください。
ロールオーバするサイズを指定します。
必要に応じて、変更してください。
ロールオーバを開始する時刻を指定します。
必要に応じて、変更してください。
ロールオーバする間隔を指定します。
必要に応じて、変更してください。
ロールオーバしたログファイルを保管する世代数を指定します。
必要に応じて、変更してください。
注意
上記の定義内容に記載していないタグは、Session Registry Server用のIJServer定義ファイルには定義しないでください。