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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

F.1.1 wsdl

形式

iswsgen wsdl [“オプション”] <service-endpoint-interface>

機能説明

サービスエンドポイントインタフェースから、WSDLファイル、およびWebサービスアプリケーション開発に必要な以下のファイルを生成します。

service-endpoint-interface

サービスエンドポイントインタフェースのパッケージ名付きクラス名を指定します。クラスは、-classpathオプションで指定されたクラスパスから検索されます。
メソッドの引数に使用するクラスや継承しているクラスも、クラスパスに設定する必要があります。

オプション

以下に、wsdlサブコマンドのオプションを説明します。オプション名は大文字/小文字を区別します。
以下に記載したオプションの他に、サブコマンド共通オプションが指定できます。

-classpath <クラスパス>

デフォルト値: カレントディレクトリ
コマンドで参照するクラスパスを指定します。

-location <URL>
-l <URL>

デフォルト値: ダミーの値
WSDLに記述する接続先URLを指定します。URLで利用できるプロトコルは、HTTP(http://または、https://)です。

)
WSDLに記述される接続先URLは、配備後に取得できる公開用WSDLでは配備された環境に合わせて更新されますので、通常は-locationオプションで指定する必要はありません。
wsdlサブコマンドで生成したWSDLファイルを公開用WSDLとする場合には、-locationオプションで明に接続先URLを指定してください。

-bindingName <バインディング名>
-B <バインディング名>

デフォルト値: ポート名+“SoapBinding”
生成されるWSDLのbinding要素に使う名前を指定します。

-serviceElementName <サービス名>
-E <サービス名>

デフォルト値: ポートタイプ名+“Service”
生成されるWSDLのservice要素に使う名前を指定します。

-servicePortName <ポート名>
-P <ポート名>

デフォルト値: サービスエンドポイントインタフェース名+“Port”
生成されるWSDLのservice要素のportに使う名前を指定します。

-namespace <ネームスペース名>
-N <ネームスペース名>

デフォルト値: サービスエンドポイントインタフェースのパッケージ名から一定のルールで自動的に生成された値。デフォルトパッケージの場合は、http://DefaultNamespace。
サービスエンドポイントインタフェースのJavaパッケージ名に対応する、生成されるWSDL内のネームスペース名を指定します。

-PkgtoNSオプションでもサービスエンドポイントインタフェースのJavaパッケージ名に対して同様の定義ができますが、本オプションが優先されます。

-PkgtoNS <パッケージ名>=<ネームスペース名>
-p <パッケージ名>=<ネームスペース名>

デフォルト値: パッケージ名から一定のルールで自動的に生成された値
Javaパッケージ名から、生成されるWSDL内のネームスペース名への対応を定義します。

複数のパッケージ名について、対応するネームスペース名を定義する場合は、本オプションを複数個繰り返して指定できます。
また、-PkgNSmappingFileオプションでも同様の定義ができますが、同じパッケージ名に対する定義があった場合には、本オプションが優先されます。

-soapAction {OPERATION | NONE}
-A {OPERATION | NONE}

デフォルト値: OPERATION
生成されるWSDLのoperation要素のsoapAction属性の設定方法を指定します。

OPERATION:

operationの名前をsoapActionに設定します。

NONE:

“”をsoapActionに設定します。

-styleuse {DOCLITERALWRAPPED |RPCLITERAL |RPCENC}
-y {DOCLITERALWRAPPED |RPCLITERAL |RPCENC}

デフォルト値: DOCLITERALWRAPPED
生成されるWSDLのSOAPバインディングのstyleおよびuseを指定します。これらは、SOAPで通信する際に送受される、XMLの形式に影響します。

DOCLITERALWRAPPED:

styleに“document”、useに“literal”を設定します。

RPCLITERAL:

styleに“rpc”、useに“literal”を設定します。

RPCENC:

styleに“rpc”、useに“encoded”を設定します。

-wsdlFile <WSDLファイル名>
-w <WSDLファイル名>

デフォルト値: WSDLのポート名+“.wsdl”
生成されるWSDLファイル名を指定します。

-attachmentsType {swaref | apache}
-t {swaref | apache}

デフォルト値: swaref
添付ファイル型として使用するJavaクラスがXMLデータ型にマップされる際の、XMLデータ型を選択します。

swaref:

WS-I attachments profile 1.0で定義されたwsibp:swaref型にマップされます。

apache:

Javaクラスに応じた、apachesoap名前空間のXMLデータ型にマップされます。

javax.activation.DataHandler以外のクラスをwsibp:swaref型にマップすることはできません。javax.activation.DataHandler以外のクラスがXMLデータ型にマップされる場合は必ず本オプションを引数“apache”として明示的に指定してください。指定していない場合はエラーが通知されます。

- module {web|ejb}

デフォルト値: web
作成するWebサービスアプリケーションのタイプを指定します。

web:

WSDLファイルは、出力先ディレクトリのWEB-INF/wsdl配下に生成されます。
<WSDLファイル名>_mapping.xmlファイルは、出力先ディレクトリのWEB-INF配下に生成されます。

ejb:

WSDLファイルは、出力先ディレクトリのMETA-INF/wsdl配下に生成されます。
<WSDLファイル名>_mapping.xmlファイルは、出力先ディレクトリのMETA-INF配下に生成されます。