名前
ijsbackup - IJServerの資源のバックアップ・移出
形式
機能説明
ijsbackupコマンドは、IJServerが使用する資源ファイルをバックアップ・移出します。
以下に、本コマンドの引数を説明します。
- -d directory
IJServer資源のバックアップ先のディレクトリ名を絶対パスで指定します。
指定するディレクトリは、本コマンドの実行前に作成しておく必要があります。ディレクトリが存在しない場合、もしくはディレクトリでない場合は、エラーとなります。
バックアップする資源
バックアップするIJServer資源を以下に示します。
<共通資源> Webサーバコネクタ環境定義ファイル C:\Interstage\F3FMjs5\conf\jk2配下 <V9以降のIJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\直下の環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\conf配下 アプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\apps配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\Shared配下 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\ext配下 <V7/V8のIJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\直下の環境定義ファイル アプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\apps配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\Shared配下 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\ext配下 <V6用IJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\直下の環境定義ファイル Webアプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\webapps配下 EJBアプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\ejbapps配下 J2EEアプリケーションクライアント [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\client配下 J2EEアプリケーション共通資産 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\common配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\[IJServer名]\ext配下 |
<共通資源> Webサーバコネクタ環境定義ファイル /etc/opt/FJSVjs5/conf/jk2配下 <V9以降のIJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名] 直下の環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/conf配下 アプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/apps 配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/Shared配下 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/ext配下 <V7/V8のIJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名] 直下の環境定義ファイル アプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/apps 配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/Shared配下 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/ext配下 <V6用IJServerの資源> IJServer環境定義ファイル [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名] 直下の環境定義ファイル Webアプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/webapps 配下 EJBアプリケーション [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/ejbapps 配下 J2EEアプリケーションクライアント [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/client配下 J2EEアプリケーション共通資産 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/common配下 クライアント配布物 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/distribute配下 ユーザ格納資源 [J2EE共通ディレクトリ]/ijserver/[IJServer名]/ext配下 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドは、Interstageを停止した状態で実行してください。
本コマンドを実行する場合は、“運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”に記載されている手順で実行してください。
本コマンドを実行する場合は、isprintbackuprscコマンドで表示されたバックアップ対象サービスの資産を同時にバックアップ・移出してください。
“サーバ上の任意の位置で実行するWebアプリケーション”は、ijsbackupコマンドではバックアップされません。別途、バックアップしてください。
使用例
IJServer資源を“X:\Backup”ディレクトリにバックアップします。
C:\Interstage\bin\ijsbackup -d X:\Backup |
IJServer資源を“/backup”ディレクトリにバックアップします。
/opt/FJSVj2ee/bin/ijsbackup -d /backup |