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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

13.19 ijsmartsetup

名前

ijsmartsetup - ユーザアプリケーション運用環境構築

形式

ijsmartsetup

機能説明

ユーザアプリケーションの運用に必要な資源(IJServerクラスタ、JDBCリソースなど)の情報を対話形式で問い合わせ、その情報から資源作成、ユーザアプリケーション配備を行い、ユーザアプリケーション運用環境を構築します。

戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了

実行方法

以下のように実行します。

> ijsmartsetup

入力項目

本コマンドを実行すると、以下の項目が対話形式で問い合わせられます。画面に表示される指示に従って、各項目を入力してください。

なお、問い合わせに対してq<RETURN>またはQ<RETURN>を入力すると、コマンドは終了します。したがって、各値にqおよびQを指定することはできません。

また、値の前後の空白は無視されます。

項目

説明

許容値

備考

ユーザ名

Interstage Java EE DASサービスの管理ユーザーID

文字列。空白は指定できません。

fileまたはldapレルムを使用している、かつ、asadminのログイン情報をファイルへ保存していない場合のみ問い合わせます。

パスワード

Interstage Java EE DASサービスの管理ユーザーのパスワード

文字列。空白は指定できません。

fileまたはldapレルムを使用している、かつ、asadminのログイン情報をファイルへ保存していない場合のみ問い合わせます。

動作環境(IJServerクラスタ)の名前

アプリケーションを配備ために作成するIJServerクラスタの名前

1~22文字までの半角英数字および‘_’を含めた文字列

2バイト文字や、先頭と最終の文字に‘_’は、使用することはできません。

すでに存在するIJServerクラスタ名は大文字・小文字の違いにかかわらず指定できません。

以下の名前のIJServerクラスタは作成できません。

  • domain

  • ijna

  • default

  • server

  • resources

  • DOSデバイス名

.warファイル

配備するアプリケーションのファイルパス

warファイルのファイルパスを255文字以内の絶対パスで指定します。

半角英数字および‘-’、‘_’、‘.’、‘;’が指定できます。

データベース

アプリケーションから利用するデータベース、運用形態を選択

以下のいずれかを番号で選択します。

1: Symfoware ローカル JDBCドライバ type2

2: Symfoware RDB2_TCP連携(リモート) JDBCドライバ type2

3: Oracle Thin JDBCドライバ type4

4: データベースを使用しない

JDBCリソースのJNDI名

作成するJDBCリソースの名前

アプリケーションがデータソースを取得するためのJNDI名です。

半角英数字、半角空白、または特殊文字(‘!’、‘(’、‘)’、‘-’、‘.’、‘/’、‘;’、‘<’、‘>’、‘@’、‘\’、‘^’、‘_’、‘`’、‘{’、‘|’、‘}’、‘~’)

先頭には、半角空白を除く上記の任意の文字を指定できます。
1~249文字の文字列で指定します。

データベースを使用する場合に問い合わせます。

Symfoware Serverクライアント機能インストール先ディレクトリ

Symfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリのパス

219文字以内の絶対パスで指定します。


Symfowareを選択し、Symfoware Server クライアント機能が“C:\SFWCLNT”にインストールされていない場合に問い合わせます。

ojdbc6.jarファイルの格納先ディレクトリ

ojdbc6.jarファイルの格納先ディレクトリ

244文字以内の絶対パスで指定します。

Oracleを選択した場合に問い合わせます。

orai18n.jarファイルの格納先ディレクトリ

orai18n.jarファイルの格納先ディレクトリ

243文字以内の絶対パスで指定します。

Oracleを選択した場合に問い合わせます。

データベースのサーバ名またはIPアドレス

接続するデータベースのサーバ名またはIPアドレス

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

“Symfoware RDB2_TCP連携(リモート) JDBCドライバ type2”または、Oracleを選択した場合に問い合わせます。

データベースのポート番号

接続するデータベースのポート番号

数値(1~65535)

“Symfoware RDB2_TCP連携(リモート) JDBCドライバ type2”または、Oracleを選択した場合に問い合わせます。

RDBシステムの名前

接続するRDBシステムの名前
既存のRDBシステム名を指定します。

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

ただし、“RDBシステム名を付けない運用”としたい場合は、空白を入力します。

“Symfoware ローカル JDBCドライバ type2”を選択した場合に問い合わせます。

データ資源名(データベース名)

接続するデータ資源名(データベース名)
既存のデータ資源名(データベース名)を指定します。

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

Symfowareを選択した場合に問い合わせます。

サービス名

使用するOracleのサービス名
既存のサービス名を指定します。

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

Oracleを選択した場合に問い合わせます。

データベース接続に使用するユーザ

データベース接続に使用するユーザ
既存ユーザを指定します。

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

データベースを使用する場合に問い合わせます。

データベース接続に使用するユーザのパスワード

データベース接続に使用するユーザのパスワード
既存ユーザのパスワードを指定します。

文字列。空白、‘”’、‘[’、‘]’、‘\’は指定できません。

データベースを使用する場合に問い合わせます。

成される資源

本コマンドを実行すると、Java EEに以下の資源が作成されます。

種類

名前

IJServerクラスタ

指定した動作環境(IJServerクラスタ)の名前

設定

指定した動作環境(IJServerクラスタ)の名前+-config

サーバーインスタンス

指定した動作環境(IJServerクラスタ)の名前+_+ins+数字

配備アプリケーション

指定した.warファイル名から拡張子を除いた値

JDBCリソース

指定したJDBCリソースのJNDI名

接続プール

指定したJDBCリソースのJNDI名+Pool

すでに同名が存在する場合は、末尾に同名とならない数字が追加されます。

パスワードエイリアス

指定したJDBCリソースのJNDI名+pool_pwd

名前はすべて小文字になります。

すでに同名が存在する場合は、同名とならないように末尾に数字が追加されます。

作成した資源は、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドから設定や削除などの操作を行うことができます。詳細については、以下のマニュアルを参照してください。

注意事項