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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

13.18 jspc

名前

jspc - 指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイル

形式

jspc -webapp dir [-help] [-v] [-d dir] [-compile] [-classpath path] [-smap] [-compilerTargetVM {1.5|5|1.6|6}] [-ignoreJspFragmentErrors] [-validate][-l] [-s] [-p] [-disablePooling]

オプションの指定を省略したり誤りがあった場合、コマンドの実行でエラーとなります。jspcコマンドのヘルプを参照するには、-helpを指定して実行してください。

機能説明

指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイルを行ないます。
Java Development Kit 6でコンパイルを行う場合は、Interstage Java EEのインストール時に、Java Development Kit 6を選択してください。
jspcコマンドは、Interstage Java EE上で運用するJSPに対して使用してください。

オプション

オプション名

説明

-webapp

Webアプリケーションのルートパスを指定します。
指定したパス内(サブディレクトリ含む)のすべてのJSPファイルをコンパイルします。
Webアプリケーションのルートパス以外を指定した場合でもJSPはコンパイルされますが、生成されたクラスファイルはIJServerクラスタ上で動作させることはできません。

-help

jspcコマンドのヘルプを以下の形式で表示します。

  Usage: jspc <options> [--] <jsp files>
  where jsp files is
      各オプションの説明

-v

JSPコンパイル時の詳細情報を出力します。

-d

JSPコンパイル結果を出力するディレクトリパスを指定します。
省略時は、コマンド実行した配下のディレクトリに出力します。

-compile

JSPコンパイル結果からクラスファイルを作成する場合に指定します。
必ず指定してください。

-classpath

JSP内で別のクラスを呼び出している場合に、そのクラスが格納されているディレクトリまたはJARファイルのフルパスを指定します。

-smap

「Interstage Studio」など、開発環境と連携してJSPアプリケーションのデバッグを行う場合に指定します。

-compilerTargetVM

生成するクラスファイルの互換性を指定します。以下のバージョンが指定できます。

  • 1.5または5(デフォルト)、1.6または6

-ignoreJspFragmentErrors

JSPフラグメントのコンパイルエラーを無視する場合に指定します。対象となるのは拡張子が.jspまたは.jspxのファイルです。

-validate

tldファイルおよびweb.xmlをスキーマまたはDTDで検証する場合に指定します。

-l

JSPコンパイルに失敗したJSPファイル名を表示します。(-vでも代替可)

-s

JSPコンパイルに成功したJSPファイル名を表示します。(-vでも代替可)

-p

JSPコンパイルで生成するクラスのパッケージを指定します。デフォルトはorg.apache.jspとなります。

-disablePooling

カスタムタグプーリングを行わない場合に指定します。

注1)

指定したディレクトリ内にコンパイル結果が存在する場合、JSPファイルのタイムスタンプがコンパイル結果のタイムスタンプよりも古いとコンパイル処理を行いません。コンパイル結果を削除するか別のディレクトリにコンパイル結果を出力してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

> jspc -webapp c:\work\SampleServlet -v -compile -d c:\work/compiledir.