名前
jspc - 指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイル
形式
jspc -webapp dir [-help] [-v] [-d dir] [-compile] [-classpath path] [-smap] [-compilerTargetVM {1.5|5|1.6|6}] [-ignoreJspFragmentErrors] [-validate][-l] [-s] [-p] [-disablePooling]
オプションの指定を省略したり誤りがあった場合、コマンドの実行でエラーとなります。jspcコマンドのヘルプを参照するには、-helpを指定して実行してください。
機能説明
指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイルを行ないます。
Java Development Kit 6でコンパイルを行う場合は、Interstage Java EEのインストール時に、Java Development Kit 6を選択してください。
jspcコマンドは、Interstage Java EE上で運用するJSPに対して使用してください。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-webapp | Webアプリケーションのルートパスを指定します。 |
-help | jspcコマンドのヘルプを以下の形式で表示します。 Usage: jspc <options> [--] <jsp files> where jsp files is 各オプションの説明 |
-v | JSPコンパイル時の詳細情報を出力します。 |
-d | JSPコンパイル結果を出力するディレクトリパスを指定します。 |
-compile | JSPコンパイル結果からクラスファイルを作成する場合に指定します。 |
-classpath | JSP内で別のクラスを呼び出している場合に、そのクラスが格納されているディレクトリまたはJARファイルのフルパスを指定します。 |
-smap | 「Interstage Studio」など、開発環境と連携してJSPアプリケーションのデバッグを行う場合に指定します。 |
-compilerTargetVM | 生成するクラスファイルの互換性を指定します。以下のバージョンが指定できます。
|
-ignoreJspFragmentErrors | JSPフラグメントのコンパイルエラーを無視する場合に指定します。対象となるのは拡張子が.jspまたは.jspxのファイルです。 |
-validate | tldファイルおよびweb.xmlをスキーマまたはDTDで検証する場合に指定します。 |
-l | JSPコンパイルに失敗したJSPファイル名を表示します。(-vでも代替可) |
-s | JSPコンパイルに成功したJSPファイル名を表示します。(-vでも代替可) |
-p | JSPコンパイルで生成するクラスのパッケージを指定します。デフォルトはorg.apache.jspとなります。 |
-disablePooling | カスタムタグプーリングを行わない場合に指定します。 |
指定したディレクトリ内にコンパイル結果が存在する場合、JSPファイルのタイムスタンプがコンパイル結果のタイムスタンプよりも古いとコンパイル処理を行いません。コンパイル結果を削除するか別のディレクトリにコンパイル結果を出力してください。
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
使用例
> jspc -webapp c:\work\SampleServlet -v -compile -d c:\work/compiledir. |