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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express システム設計ガイド
Interstage

5.3 Solaris 10で使用する場合の注意事項

本製品のサーバパッケージをSolaris 10で使用する場合における、以下の注意事項を説明します。

未サポート機能

本製品のサーバパッケージをSolaris 10で使用する場合、Solarisの他のバージョンで使用する場合と比べて、以下の機能が未サポートとなっています。


サービス

機能

説明

参照マニュアル

SSL

SMEE2

証明書/鍵管理環境において、SMEE2のSSLライブラリを使用できません。
SMEE3のSSLライブラリを使用してください。

セキュリティシステム運用ガイド「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」の「証明書/鍵管理環境で使用できるSSLライブラリについて」

証明書/鍵管理環境を構築するときに、mkslt、mktknコマンドは使用できません。
makeslot、maketokenコマンドを使用してください。

セキュリティシステム運用ガイド「SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」の「証明書/鍵管理環境の構築方法」
リファレンスマニュアル(コマンド編)「SSL環境設定コマンド」


RCプロシジャおよび状態遷移プロシジャについて

本製品のサーバパッケージでは、Solaris 10に対応したRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを提供しています。
Solaris 10で使用する場合には、旧バージョン・レベルで使用していたRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを、そのまま本バージョン・レベルに移行せずに、本製品でインストールしたSolaris 10対応のRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを使用してください。修正する必要があれば、本製品でインストールしたSolaris 10対応のRCプロシジャおよび状態遷移プロシジャを修正して使用してください。


Solarisゾーンでの運用について

Solaris 10のコンテナ機能であるSolarisゾーンのnon-global zoneで、Interstage Application Serverを運用できます。Solarisゾーンでの運用については、「使用上の注意」も参照してください。
Interstage Application Serverが他のソフトウェア製品とローカルに連携する場合、そのソフトウェア製品のSolarisゾーンの対応については、ソフトウェア製品のマニュアルを確認してください。
Solarisゾーンの詳細は、Solarisのドキュメントを参照してください。


non-global zone作成時の注意事項

Interstage Application Serverをインストールするnon-global zoneは、完全ルートゾーンとしてください。non-global zoneを作成する場合、inherit-pkg-dirは設定しないでください。
non-global zone作成後はrootのパスワードは作成されていません。「zlogin -C」でzloginすることで、zoneの環境設定ができます。

注意

global zoneまたはnon-global zoneで本製品を使用する場合は、使用するzoneの管理者(root)のパスワードを必ず設定してください。
万が一、パスワードを設定しなかった場合、パスワードを指定せずに管理者権限による操作が可能となるため、セキュリティ上の問題が発生する危険性があります。また、Interstage管理コンソールの操作では、パスワードを指定せずに管理者権限ユーザ(root)でのログインが可能となるため、ログイン認証が正常に動作しません。