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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express システム設計ガイド
Interstage

5.2 Windows Server(R) x64 Editionsの製品と、他のWindows製品間の差異について

Windows Server(R) x64 Editionsの製品と、他のWindows製品のInterstage Application Serverでは、いくつかの機能差異があります。以下にサーバ環境における新機能追加以外の差異を示します。クライアント環境については新機能追加以外の差異はありません。
なお、本製品の新機能については、「リリース情報」を参照してください。


サービス

機能

説明

参照マニュアル

Web Package

無償配布用Webサーバ

提供していません。

JDK/JRE

JDK/JRE

Java HotSpot(TM) Client VMをサポートしていません。

New世代領域サイズ自動調整機能

提供していません。

Javaヒープ量

32ビットOSでの設定に対して、1.5~2倍のJavaヒープ量が必要になります。また、スタックサイズも2倍になります。

使用上の注意「注意事項」の「JDK/JREの注意事項」

Enterprise EditionStandard-J EditionJ2EE

データベース

Postgre SQLへの接続をサポートしていません。データベースを使用する場合は、Symfoware Server、OracleまたはSQL Serverを使用してください。SQL Serverは、SQL Server 2005をサポートします。

J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)

ツール

以下の機能を使用することはできません。

  • j2eejndisetupコマンド

CORBAサービス

アプリケーション開発

Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、C++、Java、COBOLです。OOCOBOLを使用することはできません。なお、C++言語のPOAは使用することができません。
IDLファイルから生成されるマッピング言語用のファイルは、アプリケーションが動作するシステムで作成したものを使用してください。

アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

アプリケーション開発(コンパイルオプション)

Interstage Application Server Enterprise Editionでのアプリケーション開発において、32bitアプリケーションでは「構造体メンバのアライメント」の設定値は「4バイト」ですが、64bitアプリケーションでは設定値に「8バイト」を指定してください。

アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

キュー制御機能

queue_policy定義ファイルを使用したキューポリシーの設定はできません。

ロードバランス

ネーミングサービスと連携したロードバランスの運用をすることはできません。負荷分散のために、IPCOMを利用してください。

高信頼性システム運用ガイド「IPCOMを利用した負荷分散」

COM/CORBA連携機能

COM/CORBA連携機能を使用することはできません。

コンポーネントトランザクションサービス

トランザクションアプリケーション

サポートしていません。既存のトランザクションアプリケーションを本製品による運用環境に移行する場合はCORBAアプリケーションに変更してください。

アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)「CORBAワークユニット」の「旧バージョンのアプリケーションからの移行方法」

ラッパーオブジェクト

ラッパーオブジェクト

提供していません。

運用操作

Interstage 運用API

提供していません。

Interstage統合コマンド

以下のコマンドにおいて、ロードバランスオプションは操作できません。

  • isinit

  • ismodifyservice

  • isstart

  • isstat

  • isstop

また、isregistdefコマンドで生成されるInterstage動作環境定義において、LBO USEは使用できません。

リファレンスマニュアル(コマンド編)「Interstage統合コマンド」

負荷分散

IPCOM連携

以下のInterstage特有の負荷分散ポリシーを使用することができません。

  • 最小待ちメッセージ数

  • 最小通信バッファ使用率

MessageQueueDirector

MessageQueueDirector

提供機能は以下の通りです。詳細機能で未提供の機能もありますので、提供機能の詳細については「MessageQueueDirector説明書」を参照してください。

  • イベントチャネル連携サービス

以下の機能は提供されません。

  • プログラムインタフェース

  • メッセージキュー

  • MQDのシステム環境にデータベースを利用する

  • 同報配信サービス

  • SMTP連携サービス

MessageQueueDirector説明書「イベントチャネル連携サービス」

MQ連携サービス

MQ連携サービス

提供していません。

マルチサーバ管理機能

プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携)

提供していません。

マルチサーバ運用ガイド

アプリケーション配付・世代管理機能(Systemwalker Software Delivery連携)

提供していません。

マルチサーバ運用ガイド

データベース連携サービス

アプリケーション開発

Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、Javaです。C++、COBOLを使用することはできません。

アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

その他

セション情報管理機能(SMO)

提供していません。

サーバマシン状態監視機能(SMM)

提供していません。


なお、他のWindows製品で構築した環境の資源をバックアップして、Windows Server(R) x64 Editions上で構築した環境にリストアして運用することはできません。