5.3 Solaris 10で使用する場合の注意事項 に加えて、本製品のサーバパッケージをSolaris 11で使用する場合における、以下の注意事項を説明します。
ネットワークサービスの有効化
本製品のサーバパッケージの導入前および運用前に、「netservices open」によりネットワークサービスを有効化してください。
rootユーザによるログイン
Solaris 10以前では、デフォルトでrootというユーザアカウントが存在しました。Solaris 11では、デフォルトでrootは役割となったため、rootとしてシステムに直接ログインできなくなります。
rootを役割として運用する場合、マニュアル上、rootユーザでログインするよう記載されている箇所を、一般ユーザアカウントでログインした後にsuコマンドなどでrootになる手順に読み替えてください。
Interstage Java EE運用環境のログイン認証にOS認証(デフォルト)を使用する場合、事前にrolemodコマンドを実行し、rootを役割からユーザアカウントへ変更してください。変更する手順の詳細は次を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E26924_01/html/E25887/rbactask-4.html#rbactask-20
サポートロケール
本製品のサーバパッケージでサポートするロケールは以下です(○:サポート対象、-:サポート対象外)。
ロケール | Solaris 11 | Solaris 10 / 9 |
---|---|---|
ja | - (注1) | ○ |
ja_JP.eucJP | ○ (注2) | ○ |
ja_JP.UTF-8 | ○ | ○ |
ja_JP.PCK | ○ (注2) | ○ |
C | ○ | ○ |
Solaris 11から、Short form locale(jaなど)が廃止となりました。ja_JP.eucJPを使用してください。
ja_JP.UTF-8以外の日本語環境を利用する場合、必要に応じ、Solarisのパッケージ「system/locale/ja-extra」のインストールおよびロケールの変更を行ってください。
注意
日本語ロケールを選択した環境でも、英語メッセージが出力される場合があります。
日本語コード系を含むファイルの編集
以下の機能では、日本語コード系がEUCであるテキストファイルを提供しています。これらのファイルをSolaris 11上で編集する場合、事前にSolarisのパッケージ「system/locale/ja-extra」のインストールおよびロケールの変更を行ってください。
シングル・サインオン