DBミラーリングシステムでは、ストレージシステムの電源オフにより以下の状態になります。
自ノードで利用するストレージシステムの電源がオフの場合、ストレージシステムのディスク障害と同じ状態になります。
自ノードで利用するストレージシステムの電源がオンで、相手ノードで利用するストレージシステムの電源がオフの場合は、ディスコネクション状態と同じ状態になります。
以下の表にストレージシステムが電源オフの場合の運用手順について説明します。
電源オフ検知契機 | ストレージシステムが電源オフの場合の参照先(注1) | |
---|---|---|
RLM作成 | “Mirroring Controller セットアップガイド”の“セットアップ時の異常" | |
RLCファイル作成 またはRLCファイル追加 | ||
Symfoware/RDB起動 | ||
DBミラーリングサービスの開始時 | ||
DBミラーリングサービスの開始状態での利用者業務運用(注3) | RLMアクセス時に電源オフを検知した場合 | “5.7.5.3 RLP閉塞”(正系ノード) |
RLCファイルアクセス時に電源オフを検知した場合 | ||
DBミラーリングサービスの停止時 | ||
Symfoware/RDB停止 | “D.1 Symfoware/RDB停止時のRLM障害” (注2) |
注1)参照先の手順に従ってリカバリを実施してください。なお、ディスクのリカバリ(ディスク交換など)を説明している箇所は“ストレージシステムの電源を投入”と読み替えて、リカバリを実施してください。
注2)正系ノードのデータベースと副系ノードのデータベース共通です。
注3) 利用者業務運用中は、RLMとRLCファイルを共にアクセスしますので、電源オフになった契機に応じてRLMアクセス時またはRLCファイルアクセス時のどちらかで電源オフを検知します。
注意
ストレージシステムの電源オフとなった場合は、電源投入などのストレージシステムで必要な対処を行った後に、“表D.1 ストレージシステムが電源オフの場合の運用手順”の参照先の手順に従ってリカバリを行ってください。
参照
GDSなどのボリューム管理ソフトウェアを使用している場合は、必要となるリカバリについて、当該製品のマニュアルなども参照してください。