ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.0.0 Mirroring Controller運用ガイド
Symfoware

C.2.2 OSに返却済の資源の保護

Mirroring ControllerがOSに返却した資源は、そのままでは情報がシステムに残っている場合があり、不当に情報を参照されるといった脅威があります。そのため、OSに返却した資源から情報が不当に参照されないようにするため、返却時に情報の保護対策として、データの初期化を行います。

以下に、Mirroring Controllerの各資源について消去方法を示します。

表C.3 Mirroring Controller資源の消去方法

資源

作成先

消去方法

RERUNログ引継ぎファイル

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出ファイル

UNIX系ファイル

システムが消去(初期化して消去可(注1))

BC管理DB

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbddlexコマンド(注2)

RLCファイル

ローデバイス

rdbclrfコマンド

RLM(送信用、受信用)

ローデバイス

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出作業域の作業域ファイル

UNIX系ファイル

システムが消去 (初期化して消去可(注1))

RLP動作環境ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

BCログ管理ファイル

ローデバイスまたはUNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

BC構成パラメタファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

資源識別子抽出ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

DBミラーリング動作環境ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

モニタ管理ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

RLP定義ファイル

UNIX系ファイル

rdbclrfコマンド

注1)情報の初期化を行うかどうかは、RLP動作環境ファイルで選択します。

注2)Symfoware Serverで標準セキュリティ運用を行っている場合、BC管理DBは、初期化してから消去されます。

参照

  • Symfoware Serverの資源と保護対象資源の保護の方法については“セキュリティ運用ガイド”を参照してください。

  • Symfoware Server のrdbclrfコマンド、rdbddlexコマンドについては“コマンドリファレンス”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbclrfコマンドに指定するMirroring Controllerの資源のファイル名については“Mirroring Controller セットアップガイド”の“Mirroring Controllerの資源のファイル名”を参照してください。

  • RLP動作環境ファイルのセキュリティパラメタについては“Mirroring Controller セットアップガイド”の“RLP動作環境ファイルのセキュリティパラメタ”を参照してください。