Java EE 6ワークベンチでは、JDK 7を使用してJavaアプリケーションを開発することができます。
ここでは、Java EE 6ワークベンチでのJavaアプリケーションを開発する手順についてワークベンチの開発方法と異なる点を中心に説明します。
プロジェクトの作成
[新規]ウィザードから[Java] > [Javaプロジェクト]を選択し、Javaプロジェクトを作成します。
[JRE]には[JRE 実行環境を使用]を指定して[JavaSE-1.7]を選択します。
クラスパスの設定
JBKライブラリなど必要なライブラリを追加する場合は、プロジェクトのビルドパスを設定する必要があります。
ビルドパスの設定の詳細については、"9.6.1.4 クラスパスを設定する"を参照してください。
Java EE 6ワークベンチではJavaBeansのデバッグが行えません。
それ以外はワークベンチと同様にアプリケーションの動作確認が可能です。
ワークベンチの"7.3.11 Javaアプリケーションの動作を確認する"を参照してください。
ここでは、ワークベンチで作成したJavaアプリケーションを、Java EE 6ワークベンチにリンクしてビルドする方法について説明します。
Java EE 6ワークベンチではグラフィカルエディタが利用できませんが、この方法によりワークベンチでグラフィカルエディタを利用して作成したソースをJDK 7でコンパイルすることが可能となります。
プロジェクトの作成とソースのリンク
[新規]ウィザードから[Java] > [Javaプロジェクト]を選択し、Javaプロジェクトを作成します。
[JRE]には[JRE 実行環境を使用]を指定して[JavaSE-1.7]を選択します。
[プロジェクトレイアウト]には[ソースおよびクラスファイルのフォルダを個別に作成]を指定して[次へ]を選択します。
ワークベンチのソースコードを使用するために、[ソース]タブの[追加ソースのリンク]を選択し、[リンクされるフォルダのロケーション]にワークベンチのソースフォルダを、フォルダ名に適当な名前を指定します。
ワークベンチにBeanInfoビルダが生成したBeanInfoソースがある場合は、BeanInfoソースも[追加ソースのリンク]を選択して同様に追加します。ワークベンチのBeanInfoソースは「_beaninfo_src」という名前のソースフォルダ配下に作成されています。
[ライブラリ]タブでは[ライブラリの追加]を選択し、[JBKライブラリ]を指定します。
[完了]を選択することで、Javaプロジェクトが作成され、ワークベンチのソースがリンクされます。