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Interstage Studio ユーザーズガイド
Interstage

7.3.13 JDK 7を使用してJavaアプリケーションを開発する場合

Java EE 6ワークベンチでは、JDK 7を使用してJavaアプリケーションを開発することができます。

ここでは、Java EE 6ワークベンチでのJavaアプリケーションを開発する手順についてワークベンチの開発方法と異なる点を中心に説明します。

7.3.13.1 Javaアプリケーションを作成する環境を準備する

プロジェクトの作成

[新規]ウィザードから[Java] > [Javaプロジェクト]を選択し、Javaプロジェクトを作成します。

[JRE]には[JRE 実行環境を使用]を指定して[JavaSE-1.7]を選択します。

クラスパスの設定

JBKライブラリなど必要なライブラリを追加する場合は、プロジェクトのビルドパスを設定する必要があります。

ビルドパスの設定の詳細については、"9.6.1.4 クラスパスを設定する"を参照してください。

7.3.13.2 Javaアプリケーションの動作を確認する

Java EE 6ワークベンチではJavaBeansのデバッグが行えません。

それ以外はワークベンチと同様にアプリケーションの動作確認が可能です。

ワークベンチの"7.3.11 Javaアプリケーションの動作を確認する"を参照してください。

7.3.13.3 ワークベンチのソースフォルダをリンクしてビルドする

ここでは、ワークベンチで作成したJavaアプリケーションを、Java EE 6ワークベンチにリンクしてビルドする方法について説明します。

Java EE 6ワークベンチではグラフィカルエディタが利用できませんが、この方法によりワークベンチでグラフィカルエディタを利用して作成したソースをJDK 7でコンパイルすることが可能となります。

プロジェクトの作成とソースのリンク

[新規]ウィザードから[Java] > [Javaプロジェクト]を選択し、Javaプロジェクトを作成します。

[JRE]には[JRE 実行環境を使用]を指定して[JavaSE-1.7]を選択します。

[プロジェクトレイアウト]には[ソースおよびクラスファイルのフォルダを個別に作成]を指定して[次へ]を選択します。

ワークベンチのソースコードを使用するために、[ソース]タブの[追加ソースのリンク]を選択し、[リンクされるフォルダのロケーション]にワークベンチのソースフォルダを、フォルダ名に適当な名前を指定します。

ワークベンチにBeanInfoビルダが生成したBeanInfoソースがある場合は、BeanInfoソースも[追加ソースのリンク]を選択して同様に追加します。ワークベンチのBeanInfoソースは「_beaninfo_src」という名前のソースフォルダ配下に作成されています。

[ライブラリ]タブでは[ライブラリの追加]を選択し、[JBKライブラリ]を指定します。

[完了]を選択することで、Javaプロジェクトが作成され、ワークベンチのソースがリンクされます。