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Interstage Big DataParallel Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

4.4.2 DFS のセットアップ

DFS のセットアップについて説明します。DFS のセットアップ手順は次のとおりです。

  1. マウントポイントの作成および fstab の設定

  2. hadoop グループおよび mapred ユーザの登録

  3. マウント


4.4.2.1 マウントポイントの作成およびfstabの設定

マウントポイントの作成

DFS として利用するストレージシステム上のディスクパーティションをマウントするマウントポイントを作成します。

“/mnt”の配下にマウントポイント“pdfs”を作成します。

# mkdir /mnt/pdfs <Enter>

fstab設定

“/etc/fstab”に上記で作成したマウントポイントおよび論理ファイルシステム名を定義します。

論理ファイルシステム名は、DFS ファイルシステムを識別するための論理名です。マスタサーバでファイルシステムの構成情報を生成する際に定義した名前を使用します。

“/etc/fstab”にマウントポイント“/mnt/pdfs”および論理ファイルシステム名“pdfs1”を定義した場合の例を示します。

LABEL=/                 /                       ext3    defaults        1 1
LABEL=/home             /home                   ext3    defaults        1 2
LABEL=/boot             /boot                   ext3    defaults        1 2
tmpfs                   /dev/shm                tmpfs   defaults        0 0
devpts                  /dev/pts                devpts  gid=5,mode=620  0 0
sysfs                   /sys                    sysfs   defaults        0 0
proc                    /proc                   proc    defaults        0 0
LABEL=SWAP-sda3         swap                    swap    defaults        0 0

pdfs1                   /mnt/pdfs               pdfs    _netdev	0 0

4.4.2.2 hadoop グループおよび mapred ユーザの登録

hadoop グループおよび mapred ユーザを登録します。

hadoop グループの GID および mapred ユーザの UID は、マスタサーバの hadoop グループの GID および mapred ユーザの UID と同じ値である必要があります。

マスタサーバの“/etc/passwd”ファイルを確認して、同じ値となるように登録してください。

  1. マスタサーバで登録されているグループのうち、hadoop グループを確認する。

    # cat /etc/group <Enter>
    ・・・ 中略 ・・・
    hadoop:x:123:hbase
    hbase:x:503:
    bdppgroup:x:1500:
  2. マスタサーバで登録されているユーザのうち、mapred ユーザを確認する。

    # cat /etc/passwd <Enter>
    ・・・ 中略 ・・・
    bdppuser1:x:1500:1500::/home/bdppuser1:/bin/bash
    bdppuser2:x:1501:1500::/home/bdppuser2:/bin/bash
    mapred:x:202:123:Hadoop MapReduce:/tmp:/bin/bash
    hdfs:x:201:123:Hadoop HDFS:/tmp:/bin/bash
    hbase:x:203:503::/tmp:/bin/bash
  3. hadoop グループを登録する。

    # groupadd -g 123 hadoop
  4. mapred ユーザを登録する。

    # useradd -g hadoop -u 202 -c "Hadoop MapReduce" -d /tmp -s /bin/bash mapred

注意

連携サーバで、すでに GID および UID が登録済となっているために別の GID、UID に変更する必要がある場合には、マスタサーバ、スレーブサーバ、および開発実行環境サーバに登録されている hadoop グループの GID、mapred ユーザの UID もすべて同じ値となるように変更してください。


4.4.2.3 マウント

DFS ファイルシステムをマウントする前に連携サーバに「DFS ファイル構成情報」が配付されている必要があります。

「DFS ファイル構成情報」が配付されていない場合は、「3.1.5 DFS ファイルシステム構成情報の配付」を参照してください。


DFS ファイルシステムのマウントについては、「付録D DFSの環境構築」の「D.4.6 マウント」を参照してください。

スレーブサーバで、DFS ファイルシステムをマウントします。

# mount pdfs1 <Enter>