各印刷形態と機能の関係は次のようになります。
GDI印刷 または | 装置データ印刷 | ||||
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Windows経由 | ダイレクト | ||||
エミュレータ機能 |
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| 印刷状態表示 | ○ | ○ | × | |
ホストへのプリンタ装置のエラー通知 |
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| オフライン、用紙切れ、用紙詰まり | × | × | ○ | |
電源断 | × | × | ○ | ||
他で使用中(オフラインとして通知) | × | × | ○ | ||
エラーリカバリ(エラー原因を除去した後の印刷の自動再開) | × | × | ○ | ||
多目的プリンタ機能 |
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| バーコード/IDマーク処理、 | × | × | ○ | |
元帳処理 | × | △出力のみ | ○ | ||
その他の特色 |
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| スプール管理 | ○ | ○ | × | |
使用するフォント [注] | Windowsシステム | プリンタ装置 |
注:拡張漢字、ユーザ定義文字は印刷形態にかかわらず「JEF拡張漢字サポート」のフォントを使用します。
詳細は、後述の比較表をご覧ください。
印刷形態別の仕様比較表を以下に示します。
| K印刷 | DSC印刷 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GDI印刷 | 装置データ印刷 | 共通 | ||||||
Windows経由 | ダイレクト | |||||||
給紙口切替における運用タイプ | 操作パネルと端末操作 | 端末操作 | 操作パネルと端末操作 | 操作パネルのみ操作 | 操作パネルと端末操作 | |||
環境 | 使用プリンタ種類[a1] | SP | MPP | K印刷環境と同一装置 | ||||
使用ポート[a2] | LPT | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
USB | ○ | ○ | △ | × | ||||
使用ドライバ種類[a3] | 特定 | 一般 | 一般 | 一般 | 特定 | |||
運用 | 操作パネルでの給紙方法選択操作 | 必要 | 不要 | 必要 | 必要 | 必要 | ||
連帳/単票ボタンの選択操作 | 通常印刷時 | 必要 | 不要 | |||||
給紙口指定印刷時 | - | 不要 | - | - | - | |||
単票排出先の指定 | 操作パネル | 操作パネル[b3] | 操作パネル | ホスト指定 | 操作パネル | |||
メインウィンドウのリストビューへの印刷状態表示 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | |||
文字 | ANK | OCR-B以外 | MSゴシック/ | 装置保有 | 装置保有 | JEF明朝 | ||
OCR-B | 本製品添付 | × | 装置保有 | 本製品添付 | ||||
日本語 | 明朝体 | JEF明朝、 | 装置保有 | 装置保有 | JEF明朝 | |||
ゴシック体 | JEFゴシック、 | × | 装置保有 [c3][c4] | × | ||||
ユーザ定義文字 | 「JEF拡張漢字サポート」に登録されたフォントで出力 | |||||||
ラベル文字 | △ | × | ○ | × | ||||
装置制御 | 手差し口指定 | × | ○ | × | ○ | × | ||
両面印刷 | × | × | ○ | × | ||||
給紙口自動切替 | × | ○ | × | × | × | |||
上端余白量 [d3] | 連帳 (標準時) | 4.2mm | 4.2mm | 4.2mm | 23.3mm | 4.2mm | ||
単票 (標準時) | 8.5mm | 4.2 | 8.5mm | 7.6/23.3 | 8.5mm | |||
エラーリカバリ | ホストへのエラー通知 | オフライン(STOP) | × | × | × | ○ | × | |
用紙切れ | × | × | × | ○ | × | |||
用紙詰まり | × | × | × | ○ | × | |||
プリンタ電源断 | × | × | × | ○ | × | |||
他で使用中 [e2] | × | × | × | ○ | × | |||
印刷環境不備 [e3] | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
セレクトミス [e4] | × | ○ | × | ○ | × | |||
エラー原因を除去した後の印刷の自動再開 | × | × | × | ○ | × |
「装置」:プリンタ装置、「操作パネル」:プリンタ装置の操作パネル、「連帳/単票ボタン」:プリンタエミュレータのツールバーの「連帳指定」「単票指定」ボタンを示します。
注番号[xx]
[a1]:下記参照(詳細は、ソフトウェア説明書の「サポート周辺装置」の項をご覧ください)。
SP=FMPR5010/FMPR5110G/FMPR5410G/FMPR5610G等
MPP=FMPR-661K/FMPR-671B (多目的プリンタ)
[a2]: USB/LPT変換ケーブル(機器)使用時の動作は保証できません。
Windows経由印刷の場合、FMシーケンスは使用できません。
[a3]:下記参照(詳細は、ソフトウェア説明書の「サポート周辺装置」の項をご覧ください)。
特定=本製品に同梱されているGDI印刷用プリンタドライバを使用してください。
一般=プリンタ装置で指定している専用プリンタドライバを使用してください。
[b1]: プリンタ装置の給紙方法に合わせてプリンタエミュレータのボタンを操作します。
給紙方法が連帳/単票ボタンと矛盾した状態では印刷位置ずれ等が発生する場合があります。
[b2]: 「14.8.5 拡張印刷モードの設定」で設定した給紙口が有効の場合はボタンの状態に優先して出力します。
[b3]: プリンタドライバの出力トレイ指定で「自動排出」設定の場合。固定化も可。
[b4]: 自動単票ではスタッカ(後方)固定。元帳処理では手差し口指定も可。
[c1]: JIS域非漢字は「MS 明朝」フォントで印字します。
[c2]: JIS域非漢字は「MS ゴシック」フォントで印字します。
JEFゴシックの印字には「JEF ゴシックフォント」のインストールが必要です。
[c3]: JIS域のみ印字可能です(半角不可)
[c4]: 装置に保有していない拡張漢字や一部のJIS漢字はJEF明朝フォントで印字します。
[d1]: 元帳処理の手差し指定(LMS)は自動給紙となります。
[d2]: 装着していない給紙方法を指定した場合の動作はプリンタ装置に依存します。
[d3]: プリンタ装置で設定した余白設定量が優先されます(全プリンタ)。
詳細は、ソフトウェア説明書の「プリンタエミュレータ」の項をご覧ください。
なお、MPPでの値は用紙端から印字ヘッド中央までの長さです。
この値は、SPの「上端余白量」 + 1.7mm に相当します。
[e1]: 印刷起動時などタイミングによってはオフラインとして通知されます。
[e2]: 他のアプリケーションが使用中の場合オフラインとして通知され、解放時に自動再開されます。
[e3]: 設定されていたプリンタの削除や印刷権限なし等を検出した場合は、ホストにオフラインとして通知されます。
[e4]: 指定された給紙方法がドライバの能力からみつからない場合、ホストに"SELECT MISS"が通知されます。プリンタエミュレータのオプションで給紙方法を再設定してください。