ここでは、定義ファイルの設定について説明します。
本製品の機能を利用する場合、事前に定義ファイルの作成が必要なことがあります。
注意
Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。
定義ファイルの格納先
定義ファイルは以下の場所に作成します。
【Windows】
インストールフォルダー\\Manager\etc\customize_data
【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data
定義ファイルが必要な機能
定義ファイルが必要な機能と、定義ファイル名は以下のとおりです。
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
構成定義情報のバックアップ先を変更する場合 | manager_backup.rcxprop | 「運用ガイド VE」の「8.2 バックアップ」を参照してください。 |
ストレージプールにシン・プロビジョニング属性を設定する場合 | pool.rcxprop | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「12.2 リソースプールの操作」を参照してください。 |
シン・プロビジョニングにおけるリソース選択の優先順を設定する場合 (*1) | storage.rcxprop | 「D.5.1 定義ファイル」と「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。 |
*1: シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが共存する場合です。
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 | |
---|---|---|---|
SANストレージを利用する場合 | すべてのストレージ装置で必要な設定 | storage_portset.rcxprop | 「6.1.1 SANストレージのポート組合せ定義ファイルの作成」を参照してください。 |
ETERNUSストレージを利用する場合の設定 | storage.rcxprop | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 | |
ダイナミックLUNミラーリングを利用する場合の設定 | storage_mirroring.rcxprop | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 | |
ストレージ自動階層制御におけるリソース選択の優先順の設定を利用する場合 | storage.rcxprop | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 | |
EMCストレージを利用する場合の設定 | emcpath.conf | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 以下の場所に格納してください。 【Windows】 【Linux】 | |
予備サーバの切替えポリシーとサーバモデルの互換性を変更する場合 | spare_server_config.rcxprop | 「運用ガイド CE」の「14.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください | |
LANスイッチブレードでIBPモードを利用する場合 | vnetwork_ibp.rcxprop | 「D.4 セットアップのための事前準備(ネットワーク)」を参照してください。 | |
OSのイメージ配付時にNICの冗長化やタグVLANなどの設定を自動で行う場合 | net_info.conf | このファイルは、自動的に生成されるファイルです。 詳細は「D.7.4 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。 | |
L-Serverテンプレートでモデル名を指定せずに物理L-Serverを作成する場合 | server_spec.rcxprop | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 | |
物理サーバごとにFC搭載数または、実装位置が異なる場合 | fc_connection_pattern | 「D.5.1 定義ファイル」を参照してください。 | |
L-Serverの生存監視 | Physical.rcxprop alive_monitoringディレクトリ配下に配置します。 | 「D.5.1 定義ファイル」を参照して下さい。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
OSに対するパラメーター設定を簡略化する場合 |
| 【VMware】 「E.2.5 セットアップ」を参照してください。 【Hyper-V】 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 【Oracle VM】 「E.5.4 セットアップ」を参照してください。 |
オーバーコミットを利用する場合 | pool.rcxprop | 「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。 |
本製品が保持するVMホストのIPアドレスとVM管理製品が保持するVMホストのIPアドレスが、一致しない場合 | vmhost_ip_addresses.rcxprop | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「2.2 VM管理製品の登録」を参照してください。 |
VM固有情報定義ファイル |
| 「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。 |
ServerView Agentsを利用できないサーバを用いて仮想L-Serverを作成する場合 | server_spec.rcxprop | 「E.1.1 定義ファイル」を参照してください |
L-Serverの生存監視 | 【Windows】 \alive_monitoring\vm_VM種別.rcxprop 【Linux】 | 「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
分散仮想ネットワーク(vDS)を利用する場合(ポートグループとVLAN IDの関連付け) | vnetwork_vmware.rcxprop | 「E.2.2 事前準備」を参照してください。 |
vds_dc | 「E.2.2 事前準備」を参照してください。 以下の場所に格納してください。 【Windows】 | |
VMware DRS/DPM用の電源制御を行う場合 | vm.rcxprop | 「E.2.4 インストール後の設定」を参照してください。 |
業務LANに接続している管理クライアントから仮想L-Serverのコンソールに接続する場合 | vm_console.rcxprop | 「E.2.4 インストール後の設定」を参照してください。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
OSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になるSCVMMの障害(KB978336)を回避する場合 | kb978336_scvmm.rcxprop | 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 |
ユーザーグループごとにクローニングイメージの格納先を制限する場合 |
| 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 |
クローニングイメージ削除時に、ほかのテンプレートと依存関係のない関連ファイルを同時に削除する場合 | delete_image_all_files_scvmm | 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 以下の場所に格納してください。 【Windows】 【Linux】 |
ローカライズ版Windowsや、クライアントOSからイメージ採取したクローニングイメージを指定してL-Serverを作成する場合 |
| 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 |
ネットワーク設定の自動化をサポートするVMホストの構成パターンとは異なる物理ネットワークアダプターの番号を使用する場合のネットワーク設定 | vnetwork_hyperv.rcxprop | 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 |
VM管理製品から通知されたメッセージを英語で出力する場合 | vm.rcxprop | 「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。 |
System Center 2012 Virtual Machine Managerに複数のMACアドレスプールが存在する場合 |
| 「E.3.4 セットアップ」を参照してください。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
PRIMECLUSTER GDSの共有クラスの構成を変更する場合 | storage_vmhost.rcxprop | 「E.4.4 セットアップ」を参照してください。 |
仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け | vnetwork_rhelxen.rcxprop | 「E.4.4 セットアップ」を参照してください。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け | vnetwork_oraclevm.rcxprop | 「E.5.4 セットアップ」を参照してください。 |
VM管理ソフトウェアへのSSLアクセス指定 | ovmm.rcxprop | 「E.5.5 Oracle VM利用時の注意点」を参照してください。 |
機能 | 定義ファイル名 | 参照先 |
---|---|---|
仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け | vnetwork_rhelkvm.rcxprop | 「E.6.4 セットアップ」を参照してください。 |