資源の適用方法に「IPL適用」を選択する場合の設定方法について説明します。IPL適用については、「Systemwalker Software Delivery 運用手引書」を参照してください。
注意
本設定を行わずに資源の適用方法にIPL適用を選択した場合、Interstageのサービス起動前に資源が適用され、資源の適用に失敗する可能性があります。
Systemwalker Software Deliveryのデフォルトの設定では、IPL適用の完了後にシステムが再起動されます。IPL適用の完了後にシステムを再起動する必要がない場合は、Systemwalker Software Deliveryの部門管理サーバのサーバ環境設定で、「ipl_reboot」の設定を変更してください。「ipl_reboot」の設定については、「Systemwalker Software Delivery 運用手引書」を参照してください。
■設定方法
Windowsの[管理ツール]→[サービス]から、以下のサービスのスタートアップの種類を「手動」に設定します。
INTERSTAGE
Interstage Operation Tool
Interstage Operation Tool(FJapache)
Interstage JServlet(OperationManagement)
資源適用のスクリプトに以下のサービスの起動処理を記述します。資源適用のスクリプトでInterstageのサービス起動を前提とする処理を行う場合は、Interstageのサービス起動を前提とする処理よりも前にサービスの起動処理を記述する必要があります。
Interstage Operation Tool
INTERSTAGE
スクリプトの一般的な記載例を以下に示します。
rem Interstage Operation Toolの起動 cscript //NOLOGO C:\temp\iplstart.vbs rem INTERSTAGEの起動 C:\Interstage\bin\isstart
注意
Interstage Operation Toolの起動スクリプトは、Windows Script Host(WSH)およびWindows Management Instrumentation(WMI)を使用する必要があります。WSHおよびWMIの詳細については、Microsoftのホームページを参照してください。Interstageでは、サンプルとして「iplstart.vbs」を提供しています。「iplstart.vbs」については、「Interstage Operation Toolを起動するためのスクリプトファイル(iplstart.vbs)」を参照してください。
また、Interstageで提供しているサンプルのスクリプト「isapplyresource.bat」を使用する場合、スクリプトへのサービスの起動処理を記述する必要はありません。スクリプト内のIS_START、およびIS_OPERATION_TOOL_STARTに「ON」を設定してサービスを起動してください。詳細については、「サンプルスクリプトの処理概要」を参照してください。
ポイント
Interstage Operation Toolを起動すると、以下が連動して起動されます。
Interstage Operation Tool(FJapache)
Interstage JServlet(OperationManagement)
nstart.bat/astart.batに以下のサービスの起動処理を記述します。詳細については、「Systemwalker Software Delivery運用手引書」を参照してください。
Interstage Operation Tool
INTERSTAGE
nstart.bat/astart.batの記載例を以下に示します。
rem Interstage Operation Toolの起動 cscript //NOLOGO C:\temp\iplstart.vbs rem INTERSTAGEの起動 C:\Interstage\bin\isstart
注意
nstart.bat/astart.batにサービスの起動処理を記述しないと、以下の場合にInterstageのサービスが起動されません。
システムの再起動時に適用する資源が何も存在しない場合
資源の適用時に異常が発生した場合
■設定方法
資源適用のスクリプトに以下のサービスの起動処理を記述します。資源適用のスクリプトでInterstageのサービス起動を前提とする処理を行う場合は、Interstageのサービス起動を前提とする処理よりも前にサービスの起動処理を記述する必要があります。
Interstage JMXサービス
INTERSTAGE
スクリプトの一般的な記載例を以下に示します。
# Interstage JMXサービスの起動 /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart # INTERSTAGEの起動 /opt/FSUNtd/bin/isstart
# Interstage JMXサービスの起動 /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart # INTERSTAGEの起動 /opt/FJSVtd/bin/isstart
注意
上記を設定した場合、システムの再起動時にINTERSTAGE、Interstage JMXサービスがすでに起動されている旨のメッセージがシステムログに出力されることがあります。