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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

C.4 資源の適用方法にIPL適用を選択する場合の設定

資源の適用方法に「IPL適用」を選択する場合の設定方法について説明します。IPL適用については、「Systemwalker Software Delivery 運用手引書」を参照してください。

注意

  • 本設定を行わずに資源の適用方法にIPL適用を選択した場合、Interstageのサービス起動前に資源が適用され、資源の適用に失敗する可能性があります。


  • Systemwalker Software Deliveryのデフォルトの設定では、IPL適用の完了後にシステムが再起動されます。IPL適用の完了後にシステムを再起動する必要がない場合は、Systemwalker Software Deliveryの部門管理サーバのサーバ環境設定で、「ipl_reboot」の設定を変更してください。「ipl_reboot」の設定については、「Systemwalker Software Delivery 運用手引書」を参照してください。

設定方法

  1. Windowsの[管理ツール]→[サービス]から、以下のサービスのスタートアップの種類を「手動」に設定します。

    • INTERSTAGE

    • Interstage Operation Tool

    • Interstage Operation Tool(FJapache)

    • Interstage JServlet(OperationManagement)

  2. 資源適用のスクリプトに以下のサービスの起動処理を記述します。資源適用のスクリプトでInterstageのサービス起動を前提とする処理を行う場合は、Interstageのサービス起動を前提とする処理よりも前にサービスの起動処理を記述する必要があります。

    • Interstage Operation Tool

    • INTERSTAGE

    スクリプトの一般的な記載例を以下に示します。

    rem Interstage Operation Toolの起動
    cscript //NOLOGO C:\temp\iplstart.vbs
    
    rem INTERSTAGEの起動
    C:\Interstage\bin\isstart

    注意

    Interstage Operation Toolの起動スクリプトは、Windows Script Host(WSH)およびWindows Management Instrumentation(WMI)を使用する必要があります。WSHおよびWMIの詳細については、Microsoftのホームページを参照してください。Interstageでは、サンプルとして「iplstart.vbs」を提供しています。「iplstart.vbs」については、「Interstage Operation Toolを起動するためのスリプトファイル(iplstart.vbs)」を参照してください。
    また、Interstageで提供しているサンプルのスクリプト「isapplyresource.bat」を使用する場合、スクリプトへのサービスの起動処理を記述する必要はありません。スクリプト内のIS_START、およびIS_OPERATION_TOOL_STARTに「ON」を設定してサービスを起動してください。詳細については、「サンルスクリプトの処理概要」を参照してください。

    ポイント

    Interstage Operation Toolを起動すると、以下が連動して起動されます。

    • Interstage Operation Tool(FJapache)

    • Interstage JServlet(OperationManagement)

  3. nstart.bat/astart.batに以下のサービスの起動処理を記述します。詳細については、「Systemwalker Software Delivery運用手引書」を参照してください。

    • Interstage Operation Tool

    • INTERSTAGE

    nstart.bat/astart.batの記載例を以下に示します。

    rem Interstage Operation Toolの起動
    cscript //NOLOGO C:\temp\iplstart.vbs
    
    rem INTERSTAGEの起動
    C:\Interstage\bin\isstart

    注意

    nstart.bat/astart.batにサービスの起動処理を記述しないと、以下の場合にInterstageのサービスが起動されません。

    • システムの再起動時に適用する資源が何も存在しない場合

    • 資源の適用時に異常が発生した場合


設定方法

資源適用のスクリプトに以下のサービスの起動処理を記述します。資源適用のスクリプトでInterstageのサービス起動を前提とする処理を行う場合は、Interstageのサービス起動を前提とする処理よりも前にサービスの起動処理を記述する必要があります。

スクリプトの一般的な記載例を以下に示します。

# Interstage JMXサービスの起動
/opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

# INTERSTAGEの起動
/opt/FSUNtd/bin/isstart
# Interstage JMXサービスの起動
/opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

# INTERSTAGEの起動
/opt/FJSVtd/bin/isstart

注意

上記を設定した場合、システムの再起動時にINTERSTAGE、Interstage JMXサービスがすでに起動されている旨のメッセージがシステムログに出力されることがあります。