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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

3.2.4 Webサーバコネクタ

マルチサーバ管理機能では、IJServerのWebサーバコネクタを、現在の配置先から他の配置先に移動できます。これにより、ServletコンテナとWebサーバコネクタを多階層に分離したり、1つの配置先に戻したりする操作が可能となります。


Webサーバコネクタの移動について以下を説明します。

前提条件

Webサーバコネクタの移動可能範囲

Webサーバコネクタは、以下のすべてのパターンで移動できます。

Webサーバコネクタ
移動前の配置先

Webサーバコネクタ
移動後の配置先

Servletコンテナと同じ配置先

Servletコンテナと同じ配置先
(バーチャルホストを変更した場合)

Servletコンテナと異なる配置先

Servletコンテナと異なる配置先

Servletコンテナと同じ配置先

Servletコンテナと異なる配置先
  かつ
移動前と同じ配置先
(バーチャルホストを変更した場合)

Servletコンテナと異なる配置先
  かつ
移動前と異なる配置先


操作方法

以下の手順で、Webサーバコネクタを移動します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] の状態タブで、Webサーバコネクタを移動するIJServerを選択します。

  3. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]のWebサーバコネクタの移動タブで、Webサーバコネクタを移動します。
    各画面入力項目の設定方法は、IJServer作成時の同名の入力項目と同じです。

  4. [移動]ボタンを押下します。


異常時の動作

Webサーバコネクタ定義の更新時にエラーが発生し、Webサーバコネクタの移動に失敗する場合があります。この場合、環境設定エラー画面に失敗したサーバの情報が表示されます。
Webサーバコネクタの移動時は、以下の2つの処理が行われます。

  1. 移動前のWebサーバコネクタ定義の削除

  2. 移動後のWebサーバコネクタ定義の作成

1.が失敗した場合は、配置先は移動前の状態となります。2.が失敗した場合は、配置先は移動後の状態となります。
どちらの場合も、環境設定エラーを参照してエラーが発生しているサーバで問題を解決したあと、希望するWebサーバコネクタの移動先を選択して、再度操作することにより、復旧できます。

注意

サーバ1台でもWebサーバコネクタの移動に失敗した場合、そのIJServerに対してIJServerの停止/削除以外を行うことはできません。
IJServerの停止/削除は、すべての管理対象サーバが正常な状態で行ってください。
すべてのサーバでWebサーバコネクタの移動が成功したあと、すべての操作が可能となります。