サイトに所属する管理対象サーバの運用管理は、通常、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインして操作しますが、以下の方法で管理対象サーバを直接操作することもできます。
管理対象サーバのInterstage管理コンソールにログインして、操作します。
管理対象サーバにログインして、コマンドにより操作します。
この場合、操作できる機能の範囲は、アプリケーション操作種別により異なります。アプリケーション操作種別については、「3.1.9 アプリケーション操作種別の設定」を参照してください。
アプリケーション操作種別が一括操作モードの場合、統合管理機能と同じように、Interstage管理コンソールまたはコマンドによる運用操作(起動、停止など)を行うことはできますが、定義を更新する操作(定義更新、新規作成など)を行うことはできません。
管理対象サーバのInterstage管理コンソールで使用できる機能を以下に示します。
操作対象 | 可能な操作 | アプリケーション操作種別 | |
---|---|---|---|
一括操作モード | 個別操作モード | ||
Interstage | Interstageの起動/停止 | ○ | ○ |
Interstage HTTP Server | Webサーバの起動/停止 | ○ | ○ |
Webサーバのログ参照 | ○ | ○ | |
バーチャルホストのログ参照 | ○ | ○ | |
Webサーバコネクタの環境設定 | × | ○ | |
IJServer | アプリケーションの配備/配備解除 | × | ○ |
J2EEアプリケーションの環境設定 | × | ○ | |
Webアプリケーションの環境設定 | × | ○ | |
EJBモジュールの環境設定 | × | ○ | |
EJBアプリケーションの環境定義の設定 | × | ○ | |
connectorの環境設定 | × | ○ | |
J2EEアプリケーションの名前変換の設定 | × | ○ | |
Webアプリケーションの名前変換の設定 | × | ○ | |
EJBアプリケーションの名前変換の設定 | × | ○ | |
IJServerワークユニットの起動/停止/復元 | ○ | ○ | |
EJBアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除 | ○ | ○ | |
IJServerワークユニットのモニタ | ○ | ○ | |
J2EEアプリケーションに含まれるWebモジュール、EJBモジュールのモニタ | ○ | ○ | |
Webアプリケーション/EJBアプリケーションのモニタ | ○ | ○ | |
IJServerワークユニットのログ参照 | ○ | ○ | |
Webサーバコネクタのログ参照 | ○ | ○ | |
CORBAワークユニット | ワークユニットの起動/停止 | ○ | ○ |
CORBAアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除 | ○ | ○ | |
CORBAアプリケーションのプロセス多重度変更 | ○ | ○ | |
オブジェクトのキュー閉塞/閉塞解除 | ○ | ○ | |
ワークユニットの状態表示 | ○ | ○ | |
インプリメンテーションリポジトリIDの状態表示 | ○ | ○ | |
イベントサービス | イベントチャネルの起動/停止 | ○ | ○ |
トランザクションサービス | 起動/停止 | ○ | ○ |
Interstage証明書環境 | SSL定義の情報表示 | ○ | ○ |
サイト証明書の一覧表示 | ○ | ○ | |
認証局証明書の一覧表示 | ○ | ○ |
また、管理対象サーバで使用不可となるコマンドを以下に示します。
isgendef
isregistdef
isinit
ismodifyservice
isinitservice
isaddwudef
注)CORBAワークユニットに対する操作時にだけ操作が抑止されます。
isdelwudef
注)CORBAワークユニットに対する操作時にだけ操作が抑止されます。
esmkchnl
esmkunit
essetcnf
注)-dオプションを指定していない場合、操作が抑止されます。
essetcnfchnl
注)-dオプションを指定していない場合、操作が抑止されます。
essetup
esrmchnl
esrmunit
esunsetup
otssetup
otsmklog
jmsmkfact
jmsmkdst
jmsrmfact
jmsrmdst
isresetuserrep
ihsconfig
ihscreate
ihsdelete
ijsdeployment
ijsundeployment
isj2eeadmin
注)サブコマンドserviceの-oオプションにより、Webアプリケーション名の設定だけ操作できます。定義方法の詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「J2EE運用コマンド」-「isj2eeadmin」を参照してください。
ejbdefimport
これらのコマンドを管理対象サーバ上で実行する場合は、環境変数IS_SSV_DEFOP_LOCKに「off」を設定することにより、環境変数が有効な期間、実行が可能となります。
コマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
注意
サーバグループに所属する管理対象サーバでコマンドを実行する場合は、サーバグループに所属する全サーバで同様にコマンドを実行し、Interstageの運用環境が同一となるようにしてください。
個別操作モードの場合、IJServerに配備されたリソースアダプタの環境設定は、管理対象サーバの管理コンソールからだけ操作可能です。