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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

1.2.3 管理対象サーバの運用操作

サイトに所属する管理対象サーバの運用管理は、通常、管理サーバのInterstage管理コンソールにログインして操作しますが、以下の方法で管理対象サーバを直接操作することもできます。

この場合、操作できる機能の範囲は、アプリケーション操作種別により異なります。アプリケーション操作種別については、「3.1.9 アプリケーション操作種別の設定」を参照してください。


アプリケーション操作種別が一括操作モードの場合、統合管理機能と同じように、Interstage管理コンソールまたはコマンドによる運用操作(起動、停止など)を行うことはできますが、定義を更新する操作(定義更新、新規作成など)を行うことはできません。


管理対象サーバのInterstage管理コンソールで使用できる機能を以下に示します。


操作対象

可能な操作

アプリケーション操作種別

一括操作モード

個別操作モード

Interstage

Interstageの起動/停止

Interstage HTTP Server

Webサーバの起動/停止

Webサーバのログ参照

バーチャルホストのログ参照

Webサーバコネクタの環境設定
注)Webアプリケーション名の設定だけ操作可能

×

IJServer

アプリケーションの配備/配備解除

×

J2EEアプリケーションの環境設定

×

Webアプリケーションの環境設定

×

EJBモジュールの環境設定

×

EJBアプリケーションの環境定義の設定

×

connectorの環境設定

×

J2EEアプリケーションの名前変換の設定

×

Webアプリケーションの名前変換の設定

×

EJBアプリケーションの名前変換の設定

×

IJServerワークユニットの起動/停止/復元

EJBアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除

IJServerワークユニットのモニタ

J2EEアプリケーションに含まれるWebモジュール、EJBモジュールのモニタ

Webアプリケーション/EJBアプリケーションのモニタ

IJServerワークユニットのログ参照

Webサーバコネクタのログ参照

CORBAワークユニット

ワークユニットの起動/停止

CORBAアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除

CORBAアプリケーションのプロセス多重度変更

オブジェクトのキュー閉塞/閉塞解除

ワークユニットの状態表示

インプリメンテーションリポジトリIDの状態表示

イベントサービス
Interstage JMS

イベントチャネルの起動/停止

トランザクションサービス

起動/停止

Interstage証明書環境

SSL定義の情報表示

サイト証明書の一覧表示

認証局証明書の一覧表示


また、管理対象サーバで使用不可となるコマンドを以下に示します。


一括操作モード・個別操作モードで使用不可となるコマンド
  • isgendef

  • isregistdef

  • isinit

  • ismodifyservice

  • isinitservice

  • isaddwudef
    注)CORBAワークユニットに対する操作時にだけ操作が抑止されます。

  • isdelwudef
    注)CORBAワークユニットに対する操作時にだけ操作が抑止されます。

  • esmkchnl

  • esmkunit

  • essetcnf
    注)-dオプションを指定していない場合、操作が抑止されます。

  • essetcnfchnl
    注)-dオプションを指定していない場合、操作が抑止されます。

  • essetup

  • esrmchnl

  • esrmunit

  • esunsetup

  • otssetup

  • otsmklog

  • jmsmkfact

  • jmsmkdst

  • jmsrmfact

  • jmsrmdst

  • isresetuserrep

  • ihsconfig

  • ihscreate

  • ihsdelete


一括操作モードで使用不可となるコマンド
  • ijsdeployment

  • ijsundeployment

  • isj2eeadmin
    注)サブコマンドserviceの-oオプションにより、Webアプリケーション名の設定だけ操作できます。定義方法の詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「J2EE運用コマンド」-「isj2eeadmin」を参照してください。

  • ejbdefimport


これらのコマンドを管理対象サーバ上で実行する場合は、環境変数IS_SSV_DEFOP_LOCKに「off」を設定することにより、環境変数が有効な期間、実行が可能となります。

コマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。


注意

  • サーバグループに所属する管理対象サーバでコマンドを実行する場合は、サーバグループに所属する全サーバで同様にコマンドを実行し、Interstageの運用環境が同一となるようにしてください。

  • 個別操作モードの場合、IJServerに配備されたリソースアダプタの環境設定は、管理対象サーバの管理コンソールからだけ操作可能です。