ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

1.2.1 一括操作機能

一括操作機能は、サイトに所属している複数の管理対象サーバに配置されたInterstageの各サービスやワークユニットを、仮想的な一つの操作対象として一括して操作する機能です。
通常、本機能を使用してサイトの運用操作を行います。
以下から操作します。

複数サーバ上のアプリケーションで構成されたIJServerを起動します。



一括操作機能の対象となる機能

一括操作機能の対象となる機能範囲は、アプリケーションの操作種別により異なります。アプリケーションの操作種別については、「3.1.9 アプリケーション操作種別の設定」を参照してください。
それぞれのアプリケーション操作種別において、一括操作機能の対象となる機能を以下に示します。

操作対象

可能な操作

アプリケーションの操作種別

一括操作モード

個別操作モード

Interstage

環境設定

Interstageの起動/停止

構成管理の環境設定

Interstage HTTP Server

Webサーバの環境設定

Webサーバの起動/停止

バーチャルホストの新規作成/削除

バーチャルホストの環境設定

IJServer

IJServerの新規作成/削除

アプリケーションの配備/配備解除

×

実行クラスの新規作成/解除/環境設定

IJServerワークユニットの起動/停止

IJServerの環境設定

J2EEアプリケーションの環境設定

×

Webアプリケーションの環境設定

×

EJBモジュールの環境設定

×

EJBアプリケーションの環境定義の設定

×

connectorの環境設定

×

J2EEアプリケーションの名前変換の設定

×

Webアプリケーションの名前変換の設定

×

EJBアプリケーションの名前変換の設定

×

IJServerワークユニットのログ定義

Webサーバコネクタのログ設定

Webサーバコネクタの故障監視設定

IJServerの状態情報の表示

J2EEアプリケーションの状態表示

EJBアプリケーションの情報の表示

EJBアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除

CORBAワークユニット

ワークユニットの新規作成/削除

ワークユニットの環境設定

アプリケーションの配備/配備解除

ワークユニットの起動/停止

CORBAアプリケーションのキュー閉塞/閉塞解除

CORBAアプリケーションのプロセス多重度変更

オブジェクトのキュー閉塞/閉塞解除

ワークユニットの状態表示

インプリメンテーションリポジトリIDの状態表示

イベントサービス

イベントサービス構成情報の設定

保存先の新規作成/削除

イベントチャネルの新規作成/削除

イベントチャネルの環境設定

イベントチャネルの起動/停止

トランザクションサービス(OTS)

新規作成

環境設定

環境削除

OTSシステムの起動/停止

JTS用リソース管理プログラムの起動/停止

トランザクションサービス(JTSRMP)

新規作成

環境設定

環境削除

JTS用リソース管理プログラムの起動/停止

J2EEリソース
(JDBC/JavaMail/connector/JMS)

作成

削除

変更

Interstage証明書環境

SSL定義の新規作成

SSL定義の削除

SSL定義の環境設定

SSL定義の情報表示

サイト証明書の一覧表示

認証局証明書の一覧表示


ポイント

個別操作モードの場合は、一括操作モードと比べて以下の操作が不可となります。

  • アプリケーションの配備/配備解除

  • J2EEアプリケーションの環境設定

  • Webアプリケーションの環境設定

  • EJBモジュールの環境設定

  • EJBアプリケーションの環境定義の設定

  • connectorの環境設定

  • J2EEアプリケーションの名前変換の設定

  • Webアプリケーションの名前変換の設定

  • EJBアプリケーションの名前変換の設定

  • Webサーバコネクタの移動

注意

  • Interstage ディレクトリサービスは、一括操作機能の対象外です。
    管理サーバのInterstage管理コンソールでは、管理サーバのリポジトリだけを操作できます。管理対象サーバのリポジトリは、管理対象サーバのInterstage管理コンソールから操作してください。Interstage ディレクトリサービスの使用方法については、「ディレクトリサービス運用ガイド」を参照してください。

  • 管理サーバのリポジトリは、ログインユーザを管理するリポジトリとして使用できます。他の用途でリポジトリを使用する場合は、アプリケーションサーバ機能をインストールして、管理対象サーバとして使用してください。アプリケーションサーバ機能のインストールについては、「インストールガイド」を参照してください。

  • シングル・サインオンは、一括操作機能の対象外です。
    管理対象サーバでシングル・サインオンを運用する場合は、管理対象サーバのInterstage管理コンソールを使用して環境構築を行ってください。シングル・サインオンの環境構築の方法については、「シングル・サインオン運用ガイド」を参照してください。

  • Interstage HTTP Serverにおいて、Webサーバの作成/削除は一括操作機能の対象外です。