送信側、受信側でそれぞれ表10.24 通信定義の削除手順の手順に沿って作業します。
No | 送信サーバ | 受信サーバ |
---|---|---|
1 | 送信アプリケーションの停止 | - |
2 | チャネルコネクションの初期化 | - |
3 | - | 受信定義ファイルの作成・定義削除 |
4 | - | 受信定義削除の反映 |
5 | 送信定義ファイルの作成・定義削除 | - |
6 | 送信定義削除の反映 | - |
7 | 送信アプリケーションの起動 | - |
図10.38 通信定義の削除に通信定義削除の概念図を示します。
図10.38 通信定義の削除
送信アプリケーションを停止し、メッセージの送信を終了してください。その後、対応関係を削除する送信キューの全てのメッセージが受信サーバの受信キューに格納された後に以降の作業を行ってください。
送信キューと受信キューの対応関係を削除する場合は、削除の前に対応するチャネルコネクションを初期化します。チャネルコネクションの初期化は、送信側でmqdnsgwcommコマンドを使用して行います。
以下にmqdnsgwcommコマンド(チャネルコネクションを初期化)の入力例を示します。MQDシステム名 MQD001、送信チャネル識別子 ID000101 のチャネルコネクションを初期化します。
mqdnsgwcomm -r ID000101 |
サービス定義を削除する場合は、削除する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。
例)
[RCHANNEL] rcvname = GRP2::R2 |
サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を削除します。サービス定義の削除は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。
以下にmqdnsgwdef(削除)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を削除します。
mqdnsgwdef -d -f nsgwsrv01 |
受信定義削除の反映をします。イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することで定義の削除を反映します。以下に例を示します。
サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。
mqdstpsvc NSGW |
受信定義と同じ要領で、削除する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。
例)
[CHANNEL] channelid = ID000101 sndname = GRP2::S2 rcvname = GRP2::R2 server = SV2 |
サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を削除します。サービス定義の削除は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。
以下にmqdnsgwdef(削除)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を削除します。
mqdnsgwdef -d -f nsgwsrv01 |
受信定義と同じ要領で、送信定義削除の反映をします。イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することで定義の削除を反映します。以下に例を示します。
サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。
mqdstpsvc NSGW |
送信アプリケーションを起動し、メッセージの送信を開始してください。