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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

10.5.2 通信定義の削除

送信側、受信側でそれぞれ表10.24 通信定義の削除手順の手順に沿って作業します。

表10.24 通信定義の削除手順

No

送信サーバ

受信サーバ

1

送信アプリケーションの停止

2

チャネルコネクションの初期化

3

受信定義ファイルの作成・定義削除

4

受信定義削除の反映

5

送信定義ファイルの作成・定義削除

6

送信定義削除の反映

7

送信アプリケーションの起動

図10.38 通信定義の削除に通信定義削除の概念図を示します。

図10.38 通信定義の削除

10.5.2.1 送信アプリケーションの停止

送信アプリケーションを停止し、メッセージの送信を終了してください。その後、対応関係を削除する送信キューの全てのメッセージが受信サーバの受信キューに格納された後に以降の作業を行ってください。

10.5.2.2 チャネルコネクションの初期化

送信キューと受信キューの対応関係を削除する場合は、削除の前に対応するチャネルコネクションを初期化します。チャネルコネクションの初期化は、送信側でmqdnsgwcommコマンドを使用して行います。

以下にmqdnsgwcommコマンド(チャネルコネクションを初期化)の入力例を示します。MQDシステム名 MQD001、送信チャネル識別子 ID000101 のチャネルコネクションを初期化します。

mqdnsgwcomm -r ID000101

10.5.2.3 受信定義ファイルの作成・定義削除

サービス定義を削除する場合は、削除する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。

例)

[RCHANNEL]
rcvname    = GRP2::R2

サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を削除します。サービス定義の削除は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。

以下にmqdnsgwdef(削除)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を削除します。

mqdnsgwdef -d -f nsgwsrv01

10.5.2.4 受信定義削除の反映

受信定義削除の反映をします。イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することで定義の削除を反映します。以下に例を示します。

サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。

mqdstpsvc NSGW
mqdstrsvc -n NSGW

10.5.2.5 送信定義ファイルの作成・定義削除

受信定義と同じ要領で、削除する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。

例)

[CHANNEL]
channelid  = ID000101
sndname    = GRP2::S2
rcvname    = GRP2::R2
server     = SV2

サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を削除します。サービス定義の削除は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。

以下にmqdnsgwdef(削除)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を削除します。

mqdnsgwdef -d -f nsgwsrv01

10.5.2.6 送信定義削除の反映

受信定義と同じ要領で、送信定義削除の反映をします。イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することで定義の削除を反映します。以下に例を示します。

サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。

mqdstpsvc NSGW
mqdstrsvc -n NSGW

10.5.2.7 送信アプリケーションの起動

送信アプリケーションを起動し、メッセージの送信を開始してください。