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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

10.5.1 通信定義の追加

送信側、受信側でそれぞれ表10.23 通信定義の追加手順の手順に沿って作業します。追加する非同期メッセージ基盤およびキューはすでに作成済みとします。

表10.23 通信定義の追加手順

No

送信サーバ

受信サーバ

1

受信定義ファイルの作成・定義登録

2

受信定義の反映(動的追加)

3

送信定義ファイルの作成・定義登録

4

送信定義の反映(動的追加)

図10.37 通信定義の追加に通信定義追加の概念図を示します。

図10.37 通信定義の追加

10.5.1.1 受信定義ファイルの作成・定義登録

サービス定義を追加する場合は、追加する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。

例)

[RCHANNEL]
rcvname    = GRP2::R2

サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を登録します。サービス定義の登録は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。

以下にmqdnsgwdef(登録)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を追加します。

mqdnsgwdef -a -f nsgwsrv01

10.5.1.2 受信定義登録の反映(動的追加)

受信定義を動的追加、または反映します。反映とはイベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することを意味します。動的追加とは、イベントチャネル連携サービスを停止せずに定義を動的に追加することを意味します。

サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。

mqdstpsvc NSGW
mqdstrsvc -n NSGW

サービス定義の動的追加例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスに対して登録された定義を動的に反映しています。

mqdnsgwcomm -n

注意

動的反映は追加のみをするときにしかできません。削除・変更を含む環境変更の場合は、イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動してください。

10.5.1.3 送信定義ファイルの作成・定義登録

受信側と同じ要領で、追加する定義のみを記述したサービス定義を作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。

例)

[CHANNEL]
channelid  = ID000101
sndname    = GRP2::S2
rcvname    = GRP2::R2
server     = SV2

サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を登録します。サービス定義の登録は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。

以下にmqdnsgwdef(登録)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を追加します。

mqdnsgwdef -a -f nsgwsrv01

10.5.1.4 送信定義登録の反映(動的追加)

受信側と同じ要領で、送信定義を動的追加、または反映します。反映とはイベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することを意味します。動的追加とは、イベントチャネル連携サービスを停止せずに定義を動的に追加することを意味します。

サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。

mqdstpsvc NSGW
mqdstrsvc -n NSGW

サービス定義の動的追加例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスに対して登録された定義を動的に反映しています。

mqdnsgwcomm -n

注意

動的反映は追加のみをするときにしかできません。削除・変更を含む環境変更の場合は、イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動してください。