送信側、受信側でそれぞれ表10.23 通信定義の追加手順の手順に沿って作業します。追加する非同期メッセージ基盤およびキューはすでに作成済みとします。
No | 送信サーバ | 受信サーバ |
---|---|---|
1 | - | 受信定義ファイルの作成・定義登録 |
2 | - | 受信定義の反映(動的追加) |
3 | 送信定義ファイルの作成・定義登録 | - |
4 | 送信定義の反映(動的追加) | - |
図10.37 通信定義の追加に通信定義追加の概念図を示します。
図10.37 通信定義の追加
サービス定義を追加する場合は、追加する定義のみを記述したサービス定義ファイルを作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。
例)
[RCHANNEL] rcvname = GRP2::R2 |
サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を登録します。サービス定義の登録は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。
以下にmqdnsgwdef(登録)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を追加します。
mqdnsgwdef -a -f nsgwsrv01 |
受信定義を動的追加、または反映します。反映とはイベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することを意味します。動的追加とは、イベントチャネル連携サービスを停止せずに定義を動的に追加することを意味します。
サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。
mqdstpsvc NSGW |
サービス定義の動的追加例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスに対して登録された定義を動的に反映しています。
mqdnsgwcomm -n |
注意
動的反映は追加のみをするときにしかできません。削除・変更を含む環境変更の場合は、イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動してください。
受信側と同じ要領で、追加する定義のみを記述したサービス定義を作成します。“10.3.3.1 サービス定義の記述”を参考にサービス定義を作成してください。
例)
[CHANNEL] channelid = ID000101 sndname = GRP2::S2 rcvname = GRP2::R2 server = SV2 |
サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義を登録します。サービス定義の登録は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。
以下にmqdnsgwdef(登録)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 にファイル名nsgwsrv01に記述されたイベントチャネル連携サービスのサービス定義を追加します。
mqdnsgwdef -a -f nsgwsrv01 |
受信側と同じ要領で、送信定義を動的追加、または反映します。反映とはイベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動することを意味します。動的追加とは、イベントチャネル連携サービスを停止せずに定義を動的に追加することを意味します。
サービス定義の反映例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを一度停止し、定義反映モードで起動します。
mqdstpsvc NSGW |
サービス定義の動的追加例を以下に示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスに対して登録された定義を動的に反映しています。
mqdnsgwcomm -n |
注意
動的反映は追加のみをするときにしかできません。削除・変更を含む環境変更の場合は、イベントチャネル連携サービスを一度停止し、サービス定義の反映を行うモードで再起動してください。