本章では、イベントチャネル連携サービスについて説明します。
イベントチャネル連携サービスでは、Interstageの非同期メッセージ基盤であるCORBA ノーティフィケーションサービス(以降ノーティフィケーションサービスと略します)、J2EE Java Message Service(以降JMSと略します)、MessageQueueDirector(以降MQDと略します)を使用します。
本機能を使用する場合は、利用する非同期メッセージ基盤の詳細を以下のマニュアルにより理解してから使用してください。
ノーティフィケーションサービスの詳細については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。
JMSの詳細については、“J2EEユーザーズガイド”を参照してください。
MQDの詳細については、本マニュアルを参照してください。
また、グローバルサーバと通信する場合は、グローバルサーバのInterstageの非同期通信機能について以下のマニュアルにより理解してから、本機能を使用してください。
グローバルサーバのInterstageの非同期通信機能の詳細については、“OS IV INTERSTAGE解説書(AIM連携)”、“OS IV INTERSTAGEシステム開発手引書(AIM連携)”および“OS IV INTERSTAGE運用手引書(AIM連携)”を参照してください。
本章を理解しやすくするために、各非同期メッセージ基盤の用語の対応関係を表10.1 各非同期機能の用語の対応関係に示します。
ノーティフィケーションサービスの用語 | JMSの用語 | MQDの用語 |
---|---|---|
イベントチャネル | キュー | メッセージキュー |
イベントデータ | メッセージ | メッセージ |
サプライヤ | Sender | 送信アプリケーション |
コンシューマ | Receiver | 受信アプリケーション |
本章では特に断わりがない限り、各非同期メッセージ基盤の機能を総称して以下のように呼びます。
“イベントチャネル”、“キュー”および“メッセージキュー”は、“キュー”、“送信キュー”または“受信キュー”と呼びます。
“イベントデータ”および“メッセージ”は、“メッセージ”と呼びます。
各非同期メッセージ基盤を使用するアプリケーションは、“アプリケーション”、“送信アプリケーション”または“受信アプリケーション”と呼びます。
また、本章では、“イベントチャネル連携サービスのサービス環境”を“サービス環境”、“イベントチャネル連携サービスのサービス定義”を“サービス定義”と略して呼びます。