ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

9.5.6 mqdmcasprt (サービス定義/状態を表示する)

機能説明

同報配信サービスの定義情報や状態情報を表示するコマンドです。以下の三つの表示内容があります。

入力形式

mqdmcasprt  [-s sysname]{-e|-c|-n|-v} [grpname-1 [grpname-2 …[grpname-n]]]

パラメタ

-s sysname

MQDシステム名を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。

{-e|-c|-n|-v}

表示内容を指定します。

-e:

サービス環境定義の内容を表示する

-c:

現サービス定義の内容を表示する

-n:

新サービス定義の内容を表示する

-v:

サービスの状態を表示する

grpname-1 grpname-2grpname-n

表示する同報グループ名を指定します。同報グループ名は、同報配信サービスのサービス定義(MC_GROUPセクションのnameキーワード)で指定した名前です。この指定は、“-v”オプションを指定した場合にだけ有効です。同報グループ名を省略した場合は、すべての同報グループについて表示します。

注意事項

使用例

例1. サービス環境定義の内容を表示する
mqdmcasprt  -e

図9.6 サービス環境定義の内容表示例

表示例の説明

サービス環境定義ファイルの内容が表示されます。

例2. サービス定義の内容を表示する
mqdmcasprt  {-c|-n}

図9.7 サービス定義の内容表示例

表示例の説明

現サービス定義または新サービス定義の内容が表示されます。

例3. サービスの状態を表示する
mqdmcasprt  -v

図9.8 サービスの状態表示例

表示例の説明

  name : 同報グループ名(配信元のメッセージキュー名)
  outquename: 配信先のメッセージキュー名
  status: メッセージキューの運用状態
           active  : 送受信可能状態
           r_close : 受信禁止状態
           w_close : 送信禁止状態
           rw_close: 送受信禁止状態
           purge   : 一括削除中
           retry   : 再配信処理中
  messages: メッセージキュー内のメッセージ数