機能説明
同報配信サービスの定義情報や状態情報を表示するコマンドです。以下の三つの表示内容があります。
サービス環境定義の内容表示
サービス定義の内容表示
サービスの状態表示
入力形式
mqdmcasprt [-s sysname]{-e|-c|-n|-v} [grpname-1 [grpname-2 …[grpname-n]]]
パラメタ
MQDシステム名を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
表示内容を指定します。
サービス環境定義の内容を表示する
現サービス定義の内容を表示する
新サービス定義の内容を表示する
サービスの状態を表示する
表示する同報グループ名を指定します。同報グループ名は、同報配信サービスのサービス定義(MC_GROUPセクションのnameキーワード)で指定した名前です。この指定は、“-v”オプションを指定した場合にだけ有効です。同報グループ名を省略した場合は、すべての同報グループについて表示します。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
サービスの状態表示は、同報配信サービスを起動した状態で実行してください。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
mqdmcasprt -e
図9.6 サービス環境定義の内容表示例
表示例の説明
サービス環境定義ファイルの内容が表示されます。
mqdmcasprt {-c|-n}
図9.7 サービス定義の内容表示例
表示例の説明
現サービス定義または新サービス定義の内容が表示されます。
mqdmcasprt -v
図9.8 サービスの状態表示例
表示例の説明
name : 同報グループ名(配信元のメッセージキュー名)
outquename: 配信先のメッセージキュー名
status: メッセージキューの運用状態 active : 送受信可能状態 r_close : 受信禁止状態 w_close : 送信禁止状態 rw_close: 送受信禁止状態 purge : 一括削除中 retry : 再配信処理中
messages: メッセージキュー内のメッセージ数