MQDのトランザクション機能を利用した、メッセージを送受信するアプリケーションは、事前にMQDおよび目的のメッセージキューに接続し、トランザクションを開始、その直後でメッセージの送受信を行うように作成します。
メッセージの送信は、プログラムインタフェースの“MQDPUTMSG”または“mqd_putmsg”を使用して行い、メッセージの受信はプログラムインタフェースの“MQDGETMSG”または“mqd_getmsg”を使用して行います。
トランザクション機能を利用したメッセージの送受信の使用例を図6.7 トランザクション機能を利用したメッセージの送受信の使用例に示します。
図6.7 トランザクション機能を利用したメッセージの送受信の使用例
ポイント
図の説明
アプリケーションをMQDに接続します。
アプリケーションを目的(受信先と送信先)のメッセージキューに接続します。
“MQDBEGIN”を実行してMQDのトランザクションを開始します。
メッセージキュー(キューx)からメッセージを受信します。
メッセージの内容を見て、送信先メッセージキュー(キューy)または送信先メッセージキュー(キューz)にメッセージを送信します。
“MQDCOMMIT”を実行してMQDのトランザクションを終了します。
アプリケーションをメッセージキューから切断します。
アプリケーションをMQDから切断します。