エクスポート機能は、既に作成済みのMQDのシステム環境を移出する機能です。
エクスポート手順
エクスポート機能を利用する場合、図5.10 エクスポートの流れの手順に従って実行してください。mqdexportコマンドの詳細は7.3.12 mqdexport (MQDのシステム環境を移出する)を参照してください。
図5.10 エクスポートの流れ
注意
MQDは非同期通信においてメッセージを保障しているため、メッセージキューに格納されているメッセージは移出・移入の対象にはなりません。
移出したサーバとは別のサーバに拡張機能を移入する場合、通信相手のサーバから本サーバが認識されない場合があります。そのため、使用する各拡張機能の環境作成の手順に従ってIPアドレス等の情報を事前に正しく設定してください。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用しているMQDシステムの移出・移入はできません。
イベントチャネル連携サービスを使用しているMQDのシステム環境を移出する場合、Interstageのバックアップも同時に実施してください。MQDのシステム環境の移出とInterstageのバックアップの実施時期の間に何らかの処理が発生した場合、移入が正しく行われません。
移出先のディスクにはMQDシステムが使用するディスク使用量と同量の空きディスクが必要です。ただし、既に移出済みのMQDシステムの資源を置き換える場合は、移出済みの資源とは別に今回移出するMQDシステム分の空きディスクが必要です。
Interstageのインストールディレクトリに移出することはできません。
クラスタ環境で構築したMQDシステムの移出・移入はできません。