ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

2.3.6 リポジトリサーバ(参照系)の追加

  リポジトリサーバを複数台構築する場合、リポジトリサーバ(参照系)を構築します。

  SSOリポジトリに標準データベースを使用したリポジトリサーバ(参照系)を構築するための作業を説明します。

  SSOリポジトリにリレーショナルデータベース(RDB)を使用する場合は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“環境構築”を参照してSSOリポジトリを作成し、“2.3.6.6 リポジトリサーバ(参照系)を追加する場合の構築”を参照してリポジトリサーバ(参照系)を構築してください。

2.3.6.1 リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリのバックアップ

  リポジトリサーバ(参照系)に標準データベースを使用したSSOリポジトリ(スレーブ)を作成するには、リポジトリサーバ(更新系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(マスタ)のデータをバックアップし、リポジトリサーバ(参照系)のマシンにリストアします。
  ここでは、リポジトリサーバ(更新系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(マスタ)のデータをバックアップする方法について説明します。

  リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリ(マスタ)のデータのバックアップは、以下の手順で行います。

  1. リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリ(マスタ)を以下の手順で停止します。

    1. リポジトリサーバ(更新系)のマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックします。

    2. [リポジトリ:状態]画面でマスタ運用を行うSSOリポジトリのチェックボックスをチェックし、[停止]ボタンをクリックして、SSOリポジトリを停止します。

  2. リポジトリサーバ(更新系)のマシン上でirepbacksysコマンドに-dataonlyオプションを指定して実行し、SSOリポジトリのデータをディレクトリにバックアップします。irepbacksysコマンドは管理者権限で実行してください。

  1. リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリ(マスタ)を以下の手順で停止します。

    1. リポジトリサーバ(更新系)のマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックします。

    2. [リポジトリ:状態]画面でマスタ運用を行うSSOリポジトリのチェックボックスをチェックし、[停止]ボタンをクリックして、SSOリポジトリを停止します。

  2. リポジトリサーバ(更新系)のマシン上でirepbacksysコマンドに-dataonlyオプションを指定して実行し、SSOリポジトリのデータをファイルにバックアップします。irepbacksysコマンドは管理者権限で実行してください。

  irepbacksysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。



  バックアップ先ディレクトリ  C:\WINDOWS\temp\backup
  SSOリポジトリ名             ssorep

  バックアップ先ディレクトリには、SSOリポジトリのデータをバックアップするディレクトリを指定します。
  irepbacksysコマンド実行後、C:\WINDOWS\tempフォルダ配下にbackupフォルダが作成されます。

C:\>irepbacksys -d C:\WINDOWS\temp\backup -R ssorep -dataonly
IREP: 情報: irep11000: バックアップが完了しました。 C:\WINDOWS\temp\backup [ssorep]


  バックアップファイル名(拡張子は含まない)  /home/user1/backup
  SSOリポジトリ名                           ssorep

  バックアップファイル名には、SSOリポジトリのデータをバックアップするファイル名を指定します。なお、拡張子を含まない形で指定してください。
  irepbacksysコマンド実行後、/home/user1/backup.tar.gzが作成されます。

# irepbacksys -f /home/user1/backup -R ssorep -dataonly
UX:IREP: 情報: irep11000: バックアップが完了しました。 /home/user1/backup.tar.gz [ssorep]

2.3.6.2 SSOリポジトリ(スレーブ)のSSL通信環境の構築

  標準データベースを使用したSSOリポジトリ間のレプリケーションをSSL通信で行う場合は、リポジトリサーバ(参照系)のマシンにSSOリポジトリ(スレーブ)のSSL通信環境を構築する必要があります。

  リポジトリサーバ(参照系)のマシンにすでにSSL通信環境が構築されている場合、SSL通信環境を構築する必要はありません。

  SSL通信環境の構築は、以下の手順で行います。

  1. SSL通信の設定

    1. SSL通信を行うための準備(SSLサイト証明書の取得と、Interstage証明書環境への登録)
      リポジトリサーバ(更新系)とリポジトリサーバ(参照系)でサイト証明書を発行する認証局が異なる場合は、リポジトリサーバ(更新系)でサイト証明書を発行する認証局の証明書もリポジトリサーバ(参照系)のマシンに登録する必要があります。
      詳細については、“2.4.1.1 SSL通信を行うための準備”を参照してください。

    2. SSL通信を行うための設定(レプリケーション用のSSL定義の作成)
      Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [SSL] > [新規作成]タブでSSL通信を行うための設定を行います。

      • 定義名
          SSL定義を識別する名前を設定してください。

      • サイト証明書のニックネーム
          1-1)の“SSL通信を行うための準備”で、Interstage証明書環境にSSLサイト証明書を登録した際に指定したニックネームを設定してください。登録したSSLサイト証明書はInterstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [証明書] > [サイト証明書]画面で参照できます。

      • プロトコルバージョン
          “SSL 3.0”、および“TLS 1.0”を選択してください。

      • クライアント認証
          “する(クライアント証明書が提示された場合、認証する)”を選択してください。

      • 暗号化方法
          必要に応じて変更してください。

      • 認証局証明書のニックネーム
          必要に応じて変更してください。

      各項目の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

  2. 証明書の有効性を確認する場合
      上記の設定に加え、証明書認証の有効性確認を行うための準備(CRLの取得と、Interstage証明書環境への登録)を行います。リポジトリサーバ(更新系)とリポジトリサーバ(参照系)でサイト証明書を発行する認証局が異なる場合は、リポジトリサーバ(更新系)でサイト証明書を発行する認証局からCRLを取得し、リポジトリサーバ(参照系)のマシンに登録してください。
      詳細については、“2.4.1.3 証明書の有効性確認を行うための準備”を参照してください。

2.3.6.3 リポジトリサーバ(参照系)のSSOリポジトリ(スレーブ)の作成

  リポジトリサーバ(参照系)を構築するマシンに、レプリケーションのスレーブ運用を行う標準データベースを使用したSSOリポジトリを作成します。リポジトリサーバ(参照系)を構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。

  1. [システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブを選択してください。

  2. 以下のように各項目を設定し、[作成]ボタンをクリックします。
    以下の太字部分は、SSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定にする必要があります。
    (注)の記述がある項目はSSOリポジトリ作成時だけ指定可能で、SSOリポジトリ作成後は変更できません。設定値には十分注意してください。
    ほかの項目については、設定値を確認し、必要に応じて変更してください。
    <簡易設定>

    • リポジトリ名(注)
        リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ名前を設定します。

    • 管理者用DN(注)
        作成するSSOリポジトリを管理する管理者のDN(識別名)をDN(識別名)形式で設定します(例:cn=manager)

    • 管理者用DNのパスワード
        SSO管理者用のパスワードを設定します。

    • 管理者用DNのパスワード(再入力)
        SSO管理者用のパスワードを再入力します。

    • 公開ディレクトリ(注)
        リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。

    • リポジトリのデータベース(注)
        リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。

    • データベース格納先(注)
        リポジトリサーバ(更新系)で作成したSSOリポジトリ(マスタ)と同じ設定をします。

    • キャッシュサイズ
        “1000”ページが設定されています。1ページは4KBになります。必要に応じて変更してください。

    <詳細設定>
      接続設定

    • 使用するポートの種類
        “両方”を選択してください。

    • 通常(非SSL)ポート番号
        非SSL通信で使用するポート番号を指定します。

    • SSLポート番号
        SSL通信で使用するポート番号を指定します。
        “636”が設定されています。必要に応じて変更してください。

    • SSL定義
        “2.3.6.2 SSOリポジトリ(スレーブ)のSSL通信環境の構築”で定義したレプリケーション用のSSL定義を選択します。

    • コネクションアイドル時間
        “900”秒が設定されています。必要に応じて変更してください。

      セキュリティ設定

    • ユーザパスワード暗号化方式(注)
        “SHA256”が設定されています。必要に応じて変更してください。

      検索設定

    • 検索可能最大エントリ数
        “500”件が設定されています。必要に応じて変更してください。

    • 検索タイムアウト時間
        “3600”秒が設定されています。必要に応じて変更してください。

      アクセスログ定義

    • 出力の指定
        必ず“出力する”を選択してください。

    • 出力レベル
        “クライアントのリクエスト情報を出力”、および“サーバのエラー応答を出力”を選択し、それ以外については必要に応じて選択してください。

    • 格納先
        必要に応じて変更してください。

    • ローテーションタイプ
        必要に応じて変更してください。

    • サイズ
        必要に応じて変更してください。

    • 世代管理数
        必要に応じて変更してください。

  3. SSOリポジトリ(スレーブ)の状態が表示されますので、内容を確認してください。

  SSOリポジトリ(マスタ)の設定を確認する場合は、リポジトリサーバ(更新系)を構築したマシンのInterstage管理コンソールを使用して確認してください。[システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でマスタ用に作成したSSOリポジトリをクリックしてください。[簡易設定]、または[詳細設定[表示]]をクリックして、設定内容を確認してください。


  レプリケーション運用中に、SSOリポジトリ(スレーブ)の[管理者用DNのパスワード]を変更した場合は、SSOリポジトリ(マスタ)の[レプリケーション先ホスト情報]の編集が必要になります。詳細については、“ディレクトリサービス運用ガイド”を参照してください。

2.3.6.4 リポジトリサーバ(参照系)へのSSOリポジトリのリストア

  リポジトリサーバ(参照系)に標準データベースを使用したSSOリポジトリ(スレーブ)を作成するには、リポジトリサーバ(更新系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(マスタ)のデータをバックアップし、リポジトリサーバ(参照系)のマシンにリストアします。
  ここでは、リポジトリサーバ(更新系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(マスタ)のデータをリポジトリサーバ(参照系)にリストアする方法について説明します。

  リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリ(マスタ)のデータのリストアは、以下の手順で行います。

  1. 2.3.6.1 リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリのバックアップ”で作成したバックアップ先ディレクトリを、リポジトリサーバ(参照系)のマシンに転送します。
    転送する場合には、第三者に盗聴などされないように注意してください。また、使用後は必ず削除してください。

  2. リポジトリサーバ(参照系)のマシン上でireprestsysコマンドを-dataonlyオプションを指定して実行し、バックアップ先ディレクトリのデータをリストアします。コマンドに指定するSSOリポジトリ名は、バックアップしたSSOリポジトリの名前と同じものを指定してください。

  1. 2.3.6.1 リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリのバックアップ”で作成したバックアップファイルを、リポジトリサーバ(参照系)のマシンに転送します。
    転送する場合には、第三者に盗聴などされないように注意してください。また、使用後は必ず削除してください。

  2. リポジトリサーバ(参照系)のマシン上でireprestsysコマンドを-dataonlyオプションを指定して実行し、バックアップファイルのデータをリストアします。コマンドに指定するSSOリポジトリ名は、バックアップしたSSOリポジトリの名前と同じものを指定してください。

  ireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。



  バックアップ先ディレクトリ    C:\WINDOWS\temp\backup
  SSOリポジトリ名               ssorep
  データベース格納先            C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\ssorep\data

  SSOリポジトリ名は、バックアップしたSSOリポジトリの名前と同じものを指定してください。
  データベースの置き換えを行うかどうかの確認メッセージが表示されますので“y”を入力してください。

C:\>ireprestsys -d C:\WINDOWS\temp\backup -R ssorep -dataonly
Data already exists in database store. (C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\ssorep\data)
Are you sure of deleting data in database store? (y/n):y
IREP: 情報: irep11001: リストアが成功しました。 C:\WINDOWS\temp\backup [ssorep]


  バックアップファイル名    /home/user1/backup.tar.gz
  SSOリポジトリ名           ssorep
  データベース格納先        /var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/ssorep/data

  SSOリポジトリ名は、バックアップしたSSOリポジトリの名前と同じものを指定してください。
  データベースの置き換えを行うかどうかの確認メッセージが表示されますので“y”を入力してください。

# ireprestsys -f /home/user1/backup.tar.gz -R ssorep -dataonly
Data already exists in database store. (/var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/ssorep/data)
Are you sure of deleting data in database store? (y/n):y
UX:IREP: 情報: irep11001: リストアが成功しました。 /home/user1/backup.tar.gz [ssorep]


  バックアップファイル名    /home/user1/backup.tar.gz
  SSOリポジトリ名           ssorep
  データベース格納先        /var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/ssorep/data

  SSOリポジトリ名は、バックアップしたSSOリポジトリの名前と同じものを指定してください。
  データベースの置き換えを行うかどうかの確認メッセージが表示されますので“y”を入力してください。

# ireprestsys -f /home/user1/backup.tar.gz -R ssorep -dataonly
Data already exists in database store. (/var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/ssorep/data)
Are you sure of deleting data in database store? (y/n):y
UX:IREP: 情報: irep11001: リストアが成功しました。 /home/user1/backup.tar.gz [ssorep]

2.3.6.5 リストアしたリポジトリサーバ(参照系)のSSOリポジトリの設定変更

  “2.3.6.4 リポジトリサーバ(参照系)へのSSOリポジトリのリストア”でリストアした標準データベースを使用したSSOリポジトリに、レプリケーションのスレーブ運用を行うための設定を行います。リポジトリサーバ(参照系)のマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。

  1. [システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でスレーブ運用を行うSSOリポジトリをクリックしてください。

  2. [詳細設定[表示]]をクリックし、[レプリケーション定義]の[運用形態の指定]に“スレーブで運用する”を選択します。

  3. 新たに表示される[スレーブ運用定義]にリポジトリサーバ(更新系)のマシンのホスト名を設定します。

  4. [適用]ボタンをクリックします。

  5. 設定変更を行ったSSOリポジトリのチェックボックスをチェックし、[起動]ボタンをクリックして、SSOリポジトリを起動してください。

2.3.6.6 リポジトリサーバ(参照系)を追加する場合の構築

  ここでは、リポジトリサーバ(参照系)の構築方法を説明します。リポジトリサーバを構築するマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。Interstage管理コンソールで定義する項目の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

  リポジトリサーバ(参照系)を構築するには、認証基盤構築ファイルが必要になります。認証基盤構築ファイルの生成方法については、“認証基盤構築ファイルのダウンロード”を参照してください。
  また、リポジトリサーバ(参照系)を構築するには、事前にSSOリポジトリ(スレーブ)を作成しておく必要があります。標準データベースを使用したSSOリポジトリ(スレーブ)の作成方法については、“2.3.6.3 リポジトリサーバ(参照系)のSSOリポジトリ(スレーブ)の作成”を参照してください。

  1. リポジトリサーバ(参照系)を作成するWebサーバ(Interstage HTTP Server)を選定します。
    リポジトリサーバ(参照系)を作成するWebサーバがない場合は、新規にInterstage シングル・サインオン専用のWebサーバを作成します。

  2. リポジトリサーバ(参照系)でSSL通信を行う場合は、手順1.で選定、または作成したWebサーバにSSLの設定を行ってください。SSL定義の作成については“D.1 リポジトリサーバのSSL通信環境の構築”を参照してください。

  3. [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証基盤の構築]タブを選択してください。

  4. [リポジトリサーバ、認証サーバを別々のマシンに構築する。]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  5. 作成するサーバの選択画面が表示されます。

  6. [リポジトリサーバの作成]の[リポジトリサーバ(参照系)]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  7. [ファイルの指定]が表示されますので、リポジトリサーバ(更新系)からダウンロードした認証基盤構築ファイルを[認証基盤構築ファイル]に指定します。

  8. 認証基盤構築ファイルに設定したパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  9. [簡易設定]が表示されますので、[使用するWebサーバ]には手順1.で選定、または作成したWebサーバ名を、[リポジトリ名]には使用するSSOリポジトリを選択して、[作成]ボタンをクリックしてください。

  10. リポジトリサーバの作成が行われます。作成されたサーバの一覧が表示されますので、サーバが使用するWebサーバ名、およびポート番号を確認することができます。

  11. リポジトリサーバの作成後、リポジトリサーバを起動してください。
    リポジトリサーバの起動方法については、“4.1.1 リポジトリサーバの起動”を参照してください。

  12. 認証基盤構築ファイルを削除してください。

2.3.6.7 リポジトリサーバ(更新系)のSSOリポジトリの設定変更

  リポジトリサーバ(更新系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(マスタ)に、追加したリポジトリサーバ(参照系)の標準データベースを使用したSSOリポジトリ(スレーブ)の情報を設定します。
  リポジトリサーバ(更新系)のマシンのInterstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。

  1. [システム] > [サービス] > [リポジトリ]をクリックし、[リポジトリ:状態]画面でマスタ運用を行うSSOリポジトリをクリックしてください。

  2. [詳細設定[表示]]をクリックし、[レプリケーション定義]の[運用形態の指定]が“マスタで運用する”に設定されている場合は、手順3に進んでください。
    “マスタで運用する”に設定されていない場合は、“マスタで運用する”を選択します。新たに[レプリケーション先ホスト一覧]が表示されます。

  3. [追加]ボタンをクリックし、以下のように新たに表示される[レプリケーション先ホスト情報]の各項目に追加するリポジトリサーバ(参照系)のマシンの情報を設定し、[適用]ボタンをクリックします。

    • ホスト名
        SSOリポジトリ(スレーブ)のホスト名を設定します。

    • ポート番号
        SSOリポジトリ(スレーブ)で設定した[SSLポート番号]を設定します。

    • SSLの使用
        “使用する”を選択します。

    • クライアント証明書の提示
        “提示する”、または“提示しない”を選択します。

    • SSL定義
        [クライアント証明書の提示]で“提示する”を選択した場合、“2.3.5 SSOリポジトリ(マスタ)のSSL通信環境の構築”で定義したレプリケーション用のSSL定義を選択します。

    • 接続用DN
        SSOリポジトリ(スレーブ)で設定した管理者用DNと同じ設定をします。

    • 接続用パスワード
        SSOリポジトリ(スレーブ)で設定した管理者用DNのパスワードと同じ設定をします。

  4. 設定変更を行ったSSOリポジトリのチェックボックスをチェックし、[起動]ボタンをクリックして、SSOリポジトリを起動してください。