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PRIMECLUSTERGlobal Link Services 説明書 4.3 (マルチパス機能編)

B.2.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.confファイル

このファイルでは、マルチパス方式で束ねるNICのデバイス名とNICに接続されたスイッチのIPアドレスを定義します。使用する論理インターフェースにおいて本伝送路監視デーモンを使用する場合には、必ず設定してください。


エントリー形式を以下に示します。設定は1つのMPNETインターフェースに対して、複数行(通信パス数分)を使用します。1行目には、MPNETインターフェース名、LANの論理デバイス名、そのデバイス名に対応するNICにケーブルで接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを記載し、2行目以降はLANの論理デバイス名とスイッチに割り当てられたIPアドレスについて記載します。

#ident "@(#)watchdog.conf  Rel 1.0 03/05/07  FUJITSU"
#
#       /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.conf file
#
#
# Set the hostname, IP address for mpnetpolld.
#
# format:
# interface-name        lan-interface   IP-address
#                       lan-interface   IP-address
#                             :              :
# interface-name        lan-interface   IP-address
#
# example:
# mpnet0                hme0            192.168.0.1
#                       hme1            192.168.0.2
#
# mpnet1                ge0             192.168.10.21
#                       ge1             192.168.10.31
#                       ge2             192.168.10.41
#

 
interface-name

MPNETのインターフェース名を指定します。
MPNETのインターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したインターフェース名を指定します。設定内で一意となるように指定してください。

lan-interface

マルチパス方式で束ねるNICのデバイス名を指定します。
デバイス名は、1行につき1つのデバイスについて指定します。1行に複数のデバイスについて指定した場合には正常に動作しない場合があります。

IP-address

マルチパス方式で束ねるNICに接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを指定します。
スイッチに割り当てるIPアドレスは、"3.4 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostsファイル"で定義したIPアドレスと同一のネットワークとなるように設定してください。


論理デバイス名やスイッチのIPアドレスの記載する順番は、端に設置されているスイッチからもう一方の端に設置されているスイッチまでカスケードされている順に設定してください。例えば、"図B.5 マルチパス機能構成例"のmpnet1インターフェースの場合、1行目にMPNETインターフェース名(mpnet1)とスイッチ#3に接続されているNICの論理デバイス名"fjgi2"とスイッチ#3のIPアドレス、2行目にスイッチ#4に接続されているNICの論理デバイス名"fjgi3"とスイッチ#4のIPアドレス、という順番でスイッチ#6まで記載する必要があります。

"図B.5 マルチパス機能構成例"の構成の場合に、本ファイルの定義例を以下に示します。

図B.5 マルチパス機能構成例


#ident "@(#)watchdog.conf  Rel 1.0 03/05/07  FUJITSU"
#
#       /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.conf file
#
#
# Set the hostname, IP address for mpnetpolld.
#
# format:
# interface-name        lan-interface   IP-address
#                       lan-interface   IP-address
#                             :              :
# interface-name        lan-interface   IP-address
#
# example:
# mpnet0                hme0            192.168.0.1
#                       hme1            192.168.0.2
#
# mpnet1                ge0             192.168.10.21
#                       ge1             192.168.10.31
#                       ge2             192.168.10.41
#

mpnet0                fjgi0            192.168.1.61
                      fjgi1            192.168.1.62

mpnet1                fjgi2            192.168.2.201
                      fjgi3            192.168.2.211
                      fjgi4            192.168.2.221
                      fjgi5            192.168.2.231
 

注意

  • IP-addressフィールドにホスト名は指定できません。IPアドレスを直接指定してください。

  • IP-addressフィールドにIPv6アドレスは指定できません。IPv6はサポートしていません。