このファイルでは、マルチパス方式で束ねるNICのデバイス名とNICに接続されたスイッチのIPアドレスを定義します。使用する論理インターフェースにおいて本伝送路監視デーモンを使用する場合には、必ず設定してください。
エントリー形式を以下に示します。設定は1つのMPNETインターフェースに対して、複数行(通信パス数分)を使用します。1行目には、MPNETインターフェース名、LANの論理デバイス名、そのデバイス名に対応するNICにケーブルで接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを記載し、2行目以降はLANの論理デバイス名とスイッチに割り当てられたIPアドレスについて記載します。
#ident "@(#)watchdog.conf Rel 1.0 03/05/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.conf file # # # Set the hostname, IP address for mpnetpolld. # # format: # interface-name lan-interface IP-address # lan-interface IP-address # : : # interface-name lan-interface IP-address # # example: # mpnet0 hme0 192.168.0.1 # hme1 192.168.0.2 # # mpnet1 ge0 192.168.10.21 # ge1 192.168.10.31 # ge2 192.168.10.41 #
MPNETのインターフェース名を指定します。
MPNETのインターフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configファイル"で定義したインターフェース名を指定します。設定内で一意となるように指定してください。
マルチパス方式で束ねるNICのデバイス名を指定します。
デバイス名は、1行につき1つのデバイスについて指定します。1行に複数のデバイスについて指定した場合には正常に動作しない場合があります。
マルチパス方式で束ねるNICに接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを指定します。
スイッチに割り当てるIPアドレスは、"3.4 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostsファイル"で定義したIPアドレスと同一のネットワークとなるように設定してください。
論理デバイス名やスイッチのIPアドレスの記載する順番は、端に設置されているスイッチからもう一方の端に設置されているスイッチまでカスケードされている順に設定してください。例えば、"図B.5 マルチパス機能構成例"のmpnet1インターフェースの場合、1行目にMPNETインターフェース名(mpnet1)とスイッチ#3に接続されているNICの論理デバイス名"fjgi2"とスイッチ#3のIPアドレス、2行目にスイッチ#4に接続されているNICの論理デバイス名"fjgi3"とスイッチ#4のIPアドレス、という順番でスイッチ#6まで記載する必要があります。
"図B.5 マルチパス機能構成例"の構成の場合に、本ファイルの定義例を以下に示します。
図B.5 マルチパス機能構成例
#ident "@(#)watchdog.conf Rel 1.0 03/05/07 FUJITSU" # # /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.conf file # # # Set the hostname, IP address for mpnetpolld. # # format: # interface-name lan-interface IP-address # lan-interface IP-address # : : # interface-name lan-interface IP-address # # example: # mpnet0 hme0 192.168.0.1 # hme1 192.168.0.2 # # mpnet1 ge0 192.168.10.21 # ge1 192.168.10.31 # ge2 192.168.10.41 # mpnet0 fjgi0 192.168.1.61 fjgi1 192.168.1.62 mpnet1 fjgi2 192.168.2.201 fjgi3 192.168.2.211 fjgi4 192.168.2.221 fjgi5 192.168.2.231
注意
IP-addressフィールドにホスト名は指定できません。IPアドレスを直接指定してください。
IP-addressフィールドにIPv6アドレスは指定できません。IPv6はサポートしていません。