このファイルでは、伝送路監視デーモンの基本動作について定義します。このファイルにはあらかじめ、デフォルト値で定義されています。必要に応じて値を変更してください。
エントリーの形式を以下に示します。
# Copyright (c) 2003 Fujtisu, Ltd. # All Rights Reserved # #ident "@(#)mpnetpolld.conf 1.0 2003/02/13 09:20:00 - FUJITSU" # daemon watching time TIME 5 # daemon watching count COUNT 2 # standby patrol mode PATROL_MODE 1 # standby patrol time PATROL_TIME 300 # daemon watch wait time WAIT_TIME 0 # Auto Recovery Mode AUTO_RECOVER_MODE 1
運用NICでの伝送路監視間隔(sec)を指定します。伝送路監視間隔は2~300秒の間で設定できます。デフォルト値は5秒です。
伝送路の異常監視回数(回)を指定します。異常監視回数は1~300回の間で設定できます。デフォルト値は2回です。
異常監視においてCOUNT回連続して監視に失敗した場合に、異常として検出し、通信パスの切替えを行います。
待機NICの異常監視について指定します。"表B.1 待機NICの異常監視の値"の値が指定できます。
値 | 待機NICの異常監視 |
---|---|
1 | 待機NICの異常監視あり(デフォルト) |
0 | 待機NICの異常監視なし |
上記以外の値を設定した場合、待機NICの異常監視は行いません。
待機NICの異常監視間隔(sec)を指定します。異常監視間隔は、<TIMEの設定値>~30000秒の間で設定できます。デフォルト値は300秒です。
伝送路監視デーモンが起動されてから異常監視を開始するまでの監視待ち時間(sec)を指定します。監視待ち時間は、0~300秒の間で設定できます。デフォルト値は0秒です。
伝送路の自動復旧モードを指定します。"表B.2 伝送路の自動復旧モードの値"の値が指定できます。
値 | 伝送路の自動復旧モード |
---|---|
1 | 自動復旧あり(デフォルト) |
0 | 自動復旧なし |
異常が検出された通信パスの自動復旧は、ケーブル抜けなどのLink Downによって伝送路異常が検出された通信パスにのみ有効です。Link Down以外の要因で異常となった通信パスについては自動復旧の対象外です。
以下に定義例を示します。定義例では、監視間隔3秒、監視回数3回、待機NIC監視間隔600秒、監視待ち時間10秒に変更しています。
# Copyright (c) 2003 Fujtisu, Ltd. # All Rights Reserved # #ident "@(#)mpnetpolld.conf 1.0 2003/02/13 09:20:00 - FUJITSU" # daemon watching time TIME 3 # daemon watching count COUNT 3 # standby patrol mode PATROL_MODE 1 # standby patrol time PATROL_TIME 600 # daemon watch wait time WAIT_TIME 10 # Auto Recovery Mode AUTO_RECOVER_MODE 1
注意
本設定は論理インターフェースごとに設定できません。
CPUや伝送路の負荷が高い場合、伝送路異常を検出する場合があります。伝送路異常が検出された場合には、伝送路監視間隔(<TIMEの設定値>)を大きくしてください。
本設定のパラメーター値を変更する場合には、他のアプリケーションなどとの関連を十分考慮の上、変更してください。