バッチワークユニットで変更可能な環境設定を以下に示します。
運用関連
カレントディレクトリ
プロセス縮退運用有無
カレントディレクトリの退避世代数
アプリケーション関連
アプリケーションのプロセスモード
アプリケーション使用パス
アプリケーション使用ライブラリパス
アプリケーション使用クラスパス
環境変数
バッチワークユニットの設定変更は、ワークユニット定義の再登録作業で行います。
バッチワークユニットの設定変更手順
バッチワークユニットの設定変更の手順は以下のとおりです。
対象の「ワークユニット定義ファイル」に、以下の定義項目を追加/編集してください。更新するワークユニット定義ファイルについては“4.1.3.2 ワークユニット定義ファイル”を参照してください。
カレントディレクトリ
プロセス縮退運用有無
カレントディレクトリの退避世代数
アプリケーションのプロセスモード
アプリケーション使用パス
アプリケーション使用ライブラリパス
アプリケーション使用クラスパス
環境変数
上記以外の項目は編集しないでください。ワークユニット定義ファイルの設定内容については、“付録B バッチワークユニットの設定”を参照してください。
更新できるワークユニット定義ファイルの定義項目について、以下に説明します。
■カレントディレクトリ
バッチアプリケーションが動作する作業用のディレクトリです。
カレントディレクトリを変更する場合には、事前にカレントディレクトリを準備しておく必要があります。
カレントディレクトリの準備方法については“3.7 ジョブの実行環境で使用するディレクトリの準備”の“バッチワークユニットのカレントディレクトリ”を参照してください。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
カレントディレクトリの詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.1 Current Directory:カレントディレクトリ”を参照してください。
■プロセス縮退運用有無
プロセス縮退運用を行うか行わないかの設定です。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
プロセス縮退運用の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.9 Process Degeneracy: プロセス縮退運用”を参照してください。
■カレントディレクトリの退避世代数
バッチワークユニットが過去に起動された時のカレントディレクトリを、世代数分残すことができます。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
カレントディレクトリの退避世代数の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.10 Number of Revision Directories: カレントディレクトリの退避世代数”を参照してください。
■アプリケーションのプロセスモード
バッチワークユニットで実行するバッチアプリケーションをプロセスモードで実行するかの指定です。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
アプリケーションのプロセスモードの詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.3.4 Process Mode:プロセスモード”を参照してください。
Windows(R)では、プロセスモードはサポートしていません。
■アプリケーション使用パス
配備したアプリケーションや、実行するコマンドやスクリプト自身が、動作するのに必要なPATH環境変数を指定します。
また、コマンドやスクリプトを格納したパスを指定します。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
PATH環境変数の設定の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.3 Path for Application:アプリケーション使用パス”を参照してください。
本定義項目には、/usr/sbin などシステム管理者(スーパユーザ)が使用するコマンドやシェルスクリプトが格納されているパスは設定しないでください。
■アプリケーション使用ライブラリパス
配備したアプリケーションや、実行するコマンドやスクリプト自身が、動作するのに必要なLD_LIBRARY_PATH環境変数です。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
LD_LIBRARY_PATH環境変数の設定の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.4 Library for Application:アプリケーション使用ライブラリパス”を参照してください。
■アプリケーション使用クラスパス
配備したアプリケーションや、実行するコマンドやスクリプト自身が、動作するのに必要なCLASSPATH環境変数です。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
CLASSPATH環境変数の設定の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.3.3 CLASSPATH for Application:アプリケーション使用クラスパス”を参照してください。
■環境変数
配備したアプリケーションや、実行するコマンドやスクリプト自身が、動作するのに必要な各種環境変数です。
変更する場合には、以下のワークユニット定義ファイルの項目を変更してください。
環境変数の設定の詳細は、バッチワークユニットの設定の“B.2.2.5 Environment Variable:環境変数”を参照してください。
ワークユニット定義ファイルの編集で、「アプリケーションが動作するために必要なLD_LIBRARY_PATH環境変数の設定」を追加する例を以下に示します。(太字部分が編集した部分です。)
[WORK UNIT] |
[WORK UNIT] |
[WORK UNIT] |
LD_LIBRARY_PATH環境変数は、Windows(R)ではPATH環境変数になります。
“6.4.5.2 ワークユニット定義の再登録”の手順に従って行ってください。