以下の場合、環境変数をバッチワークユニットに設定します。
配備したすべてのバッチアプリケーションで共通の環境変数の設定が必要な場合
配備したバッチアプリケーションがCOBOLのとき、スレッドモードでNetCOBOLの小入出力機能を使用するバッチアプリケーションがある場合
なお、以下の場合は、環境変数をバッチワークユニットに設定しないで、バッチジョブ定義に設定します。
配備したバッチアプリケーションで個別の環境変数の設定が必要な場合
バッチアプリケーションで個別の環境変数の設定については、“付録A 環境変数の設定指針”を参照して、詳細をバッチジョブ定義に反映してください。
バッチワークユニットでの環境変数の設定手順を以下に示します。
“4.1.3 セットアップコマンドの実行”で、セットアップコマンドが生成し登録したワークユニット定義ファイルを更新します。更新するワークユニット定義ファイルについては“4.1.3.2 ワークユニット定義ファイル”を参照してください。
配備したすべてのバッチアプリケーションで共通の環境変数として、以下の環境変数が必要かどうかを確認します。
アプリケーションが動作するために必要なPATH環境変数
アプリケーションが動作するために必要なLD_LIBRARY_PATH環境変数
アプリケーションが動作するために必要なCLASSPATH環境変数
アプリケーションが動作するために必要なその他の環境変数
アプリケーションが動作するために必要なPATH環境変数
アプリケーションが動作するために必要なCLASSPATH環境変数
アプリケーションが動作するために必要なその他の環境変数
すべてのバッチアプリケーションで共通の環境変数が必要な場合は、以下の説明のとおりワークユニット定義ファイルの定義項目を更新します。
また、配備したバッチアプリケーションがCOBOLのとき、スレッドモードでNetCOBOLの小入出力機能を使用するバッチアプリケーションがある場合は、以下の説明のとおりワークユニット定義ファイルの定義項目を更新します。
スレッドモードでNetCOBOLの小入出力機能を使用する場合の環境変数
以下に示す項目以外の項目は編集しないでください。ワークユニット定義ファイルの詳細は、“付録B バッチワークユニットの設定”を参照してください。
アプリケーションが動作するために必要なPATH環境変数の設定
配備したアプリケーション自身が、動作するのに必要なパスを設定します。
設定したパスは、アプリケーションが動作するプロセス内のPATH環境変数の値になります。
ワークユニット定義ファイルの項目は、以下のとおりです。
本定義項目には、/usr/sbin などシステム管理者(スーパユーザ)が使用するコマンドやシェルスクリプトが格納されているパスは設定しないでください。
アプリケーションが動作するために必要なLD_LIBRARY_PATH環境変数の設定
配備したアプリケーション自身が、動作するのに必要なライブラリパスを設定します。
設定したライブラリパスは、アプリケーションが動作するプロセス内のLD_LIBRARY_PATH環境変数の値になります。
ワークユニット定義ファイルの項目は、以下のとおりです。
アプリケーションが動作するために必要なCLASSPATH環境変数の設定
配備したアプリケーション自身が、動作するのに必要なクラスパスを設定します。
設定したクラスパスは、アプリケーションが動作するプロセス内のCLASSPATH環境変数の値になります。
ワークユニット定義ファイルの項目は、以下のとおりです。
アプリケーションが動作するために必要なその他の環境変数の設定
配備したアプリケーション自身が、動作するのに必要な各種環境変数を設定します。
ワークユニット定義ファイルの項目は、以下のとおりです。
バッチアプリケーションがCOBOLの場合、以下がセットアップコマンドによって設定されています。バッチセットアップ情報ファイルでCOBOLの使用有無を省略した場合は以下のとおり設定してください。
NLSPATH=/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat
NLSPATH=/opt/FJSVcbl64/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl64/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/C/%N.cat
@CBR_CONSOLE=SYSTEM
@WinCloseMsg=OFF
バッチアプリケーションがCOBOLの場合の詳細は、“NetCOBOL 使用手引書”の“環境変数一覧”を参照してください。
スレッドモードでNetCOBOLの小入出力機能を使用する場合の環境変数の設定
スレッドモードでNetCOBOLの小入出力機能を使用するために必要な環境変数を設定します。
ワークユニット定義ファイルの項目と設定値は、以下のとおりです。
設定値 : 以下を設定
Environment Variable: CBR_SSIN_FILE=THREAD
設定値 : 以下を設定
Environment Variable: @CBR_SSIN_FILE=THREAD
ワークユニット定義ファイルの編集で、「アプリケーションが動作するために必要なLD_LIBRARY_PATH環境変数の設定」を追加する例を以下に示します。(太字部分が編集した部分です。)
[WORK UNIT] |
[WORK UNIT] |
[WORK UNIT] |
LD_LIBRARY_PATH環境変数は、Windows(R)ではPATH環境変数になります。
更新したワークユニット定義ファイルで、ワークユニット定義の再登録を行います。
ワークユニット定義を再登録するisaddwudefコマンドの形式を以下に示します。
再登録するためには、必ず-oオプション(上書き)を指定して行ってください。
isaddwudef -o 更新したワークユニット定義ファイル名 |
isaddwudefコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。