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Interstage Job Workload Server V9.3.0 運用ガイド
Interstage

2.2.1 ジョブの実行

ジョブを実行するには、バッチ実行基盤のジョブキューに運用者がジョブを投入します。
ジョブキュー名はイニシエータ名と同じ文字列です。
ジョブを実行する方法は、ジョブの種類によって異なります。

2.2.1.1 スケジュールジョブの実行

スケジュールジョブを実行するには、事前にジョブスケジューラ製品のSystemwalker Operation Managerのジョブネットへ、バッチフレームワークジョブを登録しておきます。
Systemwalker Operation Managerの運用を開始し、対象のジョブネットが起動すると、登録されたバッチフレームワークジョブの情報をもとに、自動的にバッチ実行基盤にジョブの実行依頼がされます。


ジョブネットにジョブを登録するには、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“ジョブネットへの登録”と“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を併読してください。
ジョブネットの起動を含めた操作については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照してください。


Systemwalker Operation Managerでは、バッチフレームワークジョブを実行するためのジョブネットが登録されるプロジェクトの所有者は、Interstage Job Workload Serverの運用者としてください。

2.2.1.2 デマンドジョブの実行

デマンドジョブの実行は、バッチサーバ上でジョブの投入コマンド(btfwsubjobコマンド)により行います。
以下に、btfwsubjobコマンドの例を示します。

btfwsubjob -q jobq001 BTJOB001

“jobq001”は、ジョブを投入するジョブキューです。
ジョブキュー名はイニシエータ名と同じ文字列です。
“BTJOB001”は、ジョブ定義名です。


btfwsubjobコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。


ジョブを実行した結果は、ジョブログに出力されます。
ジョブログの出力先は、ジョブの投入時にbtfwsubjobコマンドで指定します。
ジョブログを運用者ごとに保管したい場合には、ジョブの投入時にジョブログファイル名(-o オプション)を指定することを推奨します。
また、すべてジョブログスプールで管理する場合には、ジョブ投入時にはジョブログファイル名を指定する必要はありません。
このように、ジョブログの運用に合わせて、ジョブログファイル名を指定してください。

ジョブの投入コマンドは、対象のジョブキューにジョブの投入が完了後、以下の情報を出力して復帰します。

ジョブの状態確認、ジョブの実行結果確認および、ジョブの操作するときに、上記情報が必要となります。

ジョブを投入する時には、その他にも以下の指定が可能です。