以下のいずれかの方法で対象ジョブを再実行します。
先頭のジョブステップから実行を開始する
途中のジョブステップから実行を開始する
それぞれについて以下に説明します。
先頭のジョブステップから実行を開始する場合
ジョブの再実行は、先頭のジョブステップから実行を開始します。
先頭のジョブステップから実行を開始する方法は、“2.2.1 ジョブの実行”を参照してください。
途中のジョブステップから実行を開始する場合
デマンドジョブの場合
ジョブを実行するbtfwsubjobコマンドを、以下のように-Sオプション(ジョブステップ名)に、開始したいジョブステップ名を指定して実行します。
btfwsubjob -q jobq001 -S btstep05 BTJOB001 |
※“btstep05”は開始したいジョブステップ名です。
スケジュールジョブの場合
スケジュールジョブの場合は、Systemwalker Operation Managerの[ジョブ登録画面]の「開始ステップ名」を指定し、スケジュールジョブの操作で「再起動」します。
「再起動」が成功したあと、次回の起動にそなえて「開始ステップ名」の定義をもとに戻してください。
Systemwalker Operation Managerの操作については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”を参照してください。
ジョブを途中のジョブステップから実行する場合には、ジョブが使用するファイルの割当てについて注意する必要があります。
以下の図のように、開始するジョブステップ以降で使用するファイル資源が、開始するジョブステップの前のジョブステップに依存している場合にはジョブは異常終了します。
したがって、途中のジョブステップから実行する場合には、各ジョブステップで使用するファイルの割当てが、どのように定義されているか、対象ジョブのバッチジョブ定義を確認してください。
また、バッチジョブ定義の確認結果をもとに、使用するファイルの存在の有無を確認してからジョブを再実行してください。
バッチ実行基盤のファイルの割当てについては、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“ファイルの割当て機能”を参照してください。
カスケードジョブを途中のジョブステップから実行する場合、以下の注意事項があります。
デマンドジョブの場合
ジョブを実行するbtfwsubjobコマンドの-Sオプション(ジョブステップ名)に、先頭のカスケードジョブステップを除くカスケードジョブステップは指定できません。先頭のカスケードジョブステップを指定するか、通常のジョブステップを指定してください。
スケジュールジョブの場合
Systemwalker Operation Managerの[ジョブ登録画面]の「開始ステップ名」に、先頭のカスケードジョブステップを除くカスケードジョブステップは指定できません。先頭のカスケードジョブステップを指定するか、通常のジョブステップを指定してください。