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Interstage Job Workload Server V9.3.0 運用ガイド
Interstage

1.1.3 バッチサービスをまとめて操作する場合の運用操作

“バッチ受付サービス”と“バッチ実行サービス”を総称して“バッチサービス”と呼びます。
バッチ受付サービスとバッチ実行サービスを1つの手順で開始・停止する場合のバッチサーバ環境の主な運用操作の対象について以下に示します。


バッチ受付サービスとバッチ実行サービスを同時に操作するため、運用作業が軽減されます。ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップし、ここで示す運用操作を行うことによって、バッチサーバ環境の運用作業が最も軽減された状態となります。

以下では、ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合について説明しています。

Interstage

バッチサーバ環境のベースとなります。

JMXサービス

バッチアプリケーションの配備に関連する機能を利用するために必要なサービスです。

バッチジョブ定義格納ディレクトリ

名称

概要

バッチジョブ定義格納ディレクトリ

バッチジョブ定義データベースの実体です。バッチジョブ定義を格納/管理するディレクトリです。

バッチサービス

名称

概要

バッチ受付サービス

バッチサービスと連動して開始・停止が行われます。

  

ジョブスプール

ジョブやジョブキューの管理で使用するスプールです。

ジョブログスプール

ジョブ終了時にジョブログを格納するスプールです。

ジョブキュー

投入されたジョブをキュー管理し、ジョブの実行優先順位の制御や、ジョブの流量制御などを行い、ジョブの投入から終了までを管理します。

バッチ実行サービス

バッチサービスと連動して開始・停止が行われます。

  

イニシエータ

バッチ受付サービスのジョブキューとバッチワークユニット間を接続して、ジョブの実行管理を行います。

  

バッチワークユニット

イニシエータと連動して起動・停止が行われます。
イニシエータから、ジョブの実行依頼を受け付け、バッチジョブ定義に従って、バッチアプリケーションを実行する環境です。

イベントチャネル

イニシエータと連動して起動・停止が行われます。
バッチ実行サービスのイニシエータとバッチワークユニット間を接続し、ジョブの実行に関する情報のやり取りに使用するInterstageのイベントサービスの資源です。

ジョブの実行環境

ジョブの実行環境単位の運用は、以下に対する運用操作です。


ジョブの実行環境を構成する資源の名前は、以下のようになります。異常時の対処など必要になる場合があるため、ジョブの実行環境ごとにこれらを把握しておく必要があります。