本章では、インストーラの説明と、解説書「第2章 運用モデル」に基づいて導入する手順を説明します。
管理する情報は「サーバ内リソース情報」、通信形態は「Push型」を前提として説明しています。
まずここでは、インストーラの起動や画面について説明します。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■インストーラの起動
【Windows版】
WindowsマシンのCD-ROM装置に本製品のサーバまたはクライアント/ドキュメントのCD-ROMをセットします。
インストーラが起動します。
ポイント
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
CD-ROMドライブ:\swSetup.exe |
【UNIX版】
ポイント
運用管理クライアントのインストールについては【Windows版】を参照してください。
UNIXマシンにCD-ROM装置に本製品のサーバのCD-ROMをセットします。
CD-ROMをマウントします。
ポイント
ボリュームマネジメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。
【Solaris版】
# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1) # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2) # |
(*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。
(*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。
【Linux版】
# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*) |
(*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください
インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、ドライブのマウントポイントを /cdrom/cdrom0 としています。
/mnt/cdrom/swsetup |
注意
自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。
-bash: <マウントポイント>/swsetup: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません
その場合は、アンマウントしてから、2の手順で再度マウントしてください。
■インストーラ画面
【Windows版】
セットアップ
※画像はEnterprise Edition(サーバ)のものです。
インストールするコンポーネントを選択します。
ポイント
以下の排他製品がインストールされている環境の場合、インストール種別を選択するとメッセージが出力されます。
各インストール種別の排他製品(「第2章 インストール条件と資源見積もり」参照)
Systemwalker Service Quality Coordinatorをバンドルしている製品
Systemwalker Service Quality Coordinator V13.5.0の各インストール種別(運用管理クライアントを除く)
本製品より新しいSystemwalker Service Quality Coordinatorの各インストール種別(運用管理クライアントを除く)
[OK]をクリックすると、本製品のインストールを終了します。
本製品をインストールするには、表示されたすべての排他製品をアンインストールした後、再度インストールを実行してください。
ドキュメント
※画像はクライアント/ドキュメントのものです。
オンラインマニュアル
オンラインマニュアルを表示します。オンラインマニュアルはクライアント/ドキュメントのCD-ROMから参照してください。
ソフトウェア説明書(Windows)・ソフトウェア説明書(Solaris)・ソフトウェア説明書(Linux)
それぞれWindows版、Solaris版、Linux版のソフトウェア説明書を表示します。ソフトウェア説明書はクライアント/ドキュメントのCD-ROMから参照してください。
【UNIX版】
================================================================================ Systemwalker Service Quality Coordinator Setup V13.5.0 All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED 2003-2011 ================================================================================ Welcome to Systemwalker Setup!! This program installs Systemwalker Service Quality Coordinator on your system. Press Enter.
[Enter]を押します。
セットアップ
================================================================================ Systemwalker Service Quality Coordinator Setup V13.5.0 All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED && FUJITSU AUSTRALIA LIMITED 2003-2011 ================================================================================ << Select Installation type >> 1.Enterprise Manager 2.Manager 3.Proxy Manager 4.Agent for Server 5.Agent for Business -------------------------------------------------------------------------------- Please specify installation type. [?,q] ==>
※画像はEnterprise Editionのものです。
インストールする種別を選択します。
ポイント
以下の排他製品がインストールされている環境の場合、インストール種別を選択するとメッセージが出力され、インストールが終了します。
各インストール種別の排他製品(「第2章 インストール条件と資源見積もり」参照)
Systemwalker Service Quality Coordinatorをバンドルしている製品
Systemwalker Service Quality Coordinator V13.5.0の各インストール種別(運用管理クライアントを除く)
本製品より新しいSystemwalker Service Quality Coordinatorの各インストール種別(運用管理クライアントを除く)
本製品をインストールするには、表示されたすべての排他製品をアンインストールした後、再度インストールを実行してください。
[?]を入力した場合
以下を表示します。
Use the number next to the installation type to select installation type to install
[q]を入力した場合
以下を表示し、インストールを中断します。
Nothing done.
次節で、インストーラ種別ごとのインストール手順を説明します。
運用モデルに基づいて導入する手順については、以下を参照してください。
3.4 Managerの二階層運用モデル (Enterprise Editionのみ)
3.5 Managerの二重化運用モデル (Enterprise Editionのみ)
3.6 MSCS/フェールオーバークラスタリングクラスタシステム運用モデル (Enterprise Editionのみ)
3.7 PRIMECLUSTERクラスタシステム運用モデル (Enterprise Editionのみ)