実行ユーザー
スーパーユーザー
形式
/etc/opt/FJSVclntw/bin/nwclntwadd
機能説明
ローカルディスク上の NetWorker ディレクトリを共用ディスク上にコピーします。本コマンドによりコピーを行う際、共用ディスクがマウントされていない場合は、コピーの前後に自動的にマウント/アンマウントが行われます。
本コマンド実行時、共用ディスク上のコピー先として、共用 NetWorker ディレクトリを設定します。本コマンドにより共用 NetWorker ディレクトリを設定した場合、NetWorker リソース作成の際に共用 NetWorker ディレクトリの設定を変更する必要はありません。
パラメタ
ありません。
例
共用ディスク上のコピー先を /mnt/nsr (マウントポイント /mnt 配下の nsr ディレクトリ) に指定した場合の使用例です。
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/nwclntwadd |
|
終了ステータス
0:正常終了
上記以外:異常終了
注意
サーバクラスタ運用においてのみ実行します。
クラスタノード内の1台のノードより実行してください。
”2.4.1.1 サーバクラスタ運用” に従って NetWorker をインストールし、/nsr がローカルディスク上の NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなっている必要があります。
共用ディスク装置がマウントできる状態である必要がありますので、GDS (Global Disk Services) を使用する場合は、共用ディスクとなるボリュームを「active」の状態にしておく必要があります。GDS の使用方法については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 を参照してください。
NetWorkerディレクトリとして使用する共用ディスクにZFSを使用する場合はnwclntwaddコマンドを使用できません。この場合は"2.4.2.1 共用 NetWorker ディレクトリの設定"の例に従ってNetWorkerディレクトリをコピーしてください。