2.4.1 NetWorker のインストール

NetWorker のインストールを行います。サーバクラスタ運用／ストレージノードクラスタ運用／クライアントクラスタ運用によってインストールするパッケージが異なりますのでご注意ください。

注意

NetWorkerインストール時、以下の入力要求に対して何も指定せず、アクセスを許可するサーバの設定を行わないようにしてください。
"Enter the first NetWorker server's name [no more]"
NetWorkerインストール時、以下の入力要求に対して”no”を指定して、インストール後にNetWorker デーモンが起動しないようにしてください。
"Start NetWorker daemons at end of install [yes]?"
NetWorker 7.4/7.5/7.6のインストール後に、運用ノードで /etc/rc3.d 配下に S95networker が存在する場合、FJSVclntw.S95networker に変名してください。
```
# mv /etc/rc3.d/S95networker /etc/rc3.d/FJSVclntw.S95networker
```

参照

2.4.1.1 サーバクラスタ運用

以下の NetWorker ソフトウェアを各々のノードにインストールしてください。他のパッケージ (オンラインマニュアルなど) は必要に応じてインストールします。

※NetWorker 7.4/7.5/7.6 にはドライバはありません。

NetWorkerは、各ノードのローカルディスクへインストールしてください。NetWorker ディレクトリ (NetWorker の管理情報、オンラインインデックスの格納先)は、各ノードのローカルディスク上の /nsr 以外のディレクトリに作成してください。

注意

NetWorker サーバは必ず NetWorker クライアントの1つとして認識させる必要があるため、LGTOclnt をインストールする必要があります。
LGTOclnt は LGTOserv よりも先にインストールする必要があります。
NetWorker 7.4/7.5/7.6 で NetWorker Management Console をクラスタのノードにインストールする場合、常時アクセス可能なディスク（ローカルディスクなど）に NetWorker Console データベースを作成してください。

2.4.1.2 ストレージノードクラスタ運用

NetWorkerは、各ノードのローカルディスクへインストールしてください。NetWorker ディレクトリは、各ノードのローカルディスク上の任意のディレクトリに作成してください。

注意

LGTOserv (NetWorker サーバ) のインストールは行わないでください。
NetWorker ストレージノードは必ず NetWorker クライアントの1つとして認識させる必要があるため、LGTOclnt をインストールする必要があります。
LGTOclnt は LGTOnode よりも先にインストールする必要があります。
NetWorker 7.4/7.5/7.6 はクラスタシステムにおける高可用ストレージノードはサポートしていません。このため、NetWorker 7.4/7.5/7.6 を使用する場合はストレージノードクラスタ運用はサポートしていません。

2.4.1.3 クライアントクラスタ運用

以下のNetWorker ソフトウェアを、バックアップ対象となるノード全てにインストールしてください。他のパッケージ (オンラインマニュアルなど) は必要に応じてインストールします。

パッケージ	NetWorker ソフトウェア
LGTOclnt	クライアント

注意

LGTOserv (NetWorker サーバ) のインストールは行わないでください。
NetWorker 7.4/7.5/7.6 で NetWorker Management Console をクラスタのノードにインストールする場合、常時アクセス可能なディスク（ローカルディスクなど）に NetWorker Console データベースを作成してください。