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 Formcoordinatorデータベース検索入力支援機能ユーザーズガイド

G.1.3 -jdオプション

-jdオプションで指定できるオプションと指定例を以下に示します。

オプション

説明

-set

データベース接続情報を登録します。以下の情報が登録できます。

  • JDBCドライバ名

  • 接続URL

  • ユーザ名

  • パスワード

  • 問合せ情報名

すでに登録されている「JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名」の組合せのデータベース接続情報を複数登録することはできません。
一度に-setオプションを複数指定し、mxsetdbenvコマンドを実行することはできません。

-app

登録済みのデータベース接続情報に、問合せ情報名を追加します。
一度に-appオプションを複数指定し、mxsetdbenvコマンドを実行することはできません。

-rm

登録済みのデータベース接続情報から、以下の情報を削除します。

  • JDBCドライバ名

  • 接続URL

  • ユーザ名

  • 問合せ情報名

削除する方法として、以下の2通りがあります。

  • JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名を指定し、一括して削除する。

  • 問合せ情報名だけを削除する。

JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名を指定し、一括して削除する時には、確認のプロンプトが表示されます。

一度に-rmオプションを複数指定し、mxsetdbenvコマンドを実行することはできません。

-l

登録されているすべてのデータベース接続情報内容を表示します。
-dオプション、-cオプション、および-uオプションを指定した場合は、指定したオプションの条件に該当するデータベース接続情報だけ表示します。
登録されているパスワードは表示されません。
登録されている問合せ情報名に対する問合せ情報ファイルが存在しない場合は、表示される問合せ情報名の右側に“<存在しません>”が表示されます。

-d JDBCドライバ名

JDBCドライバ名を1024バイト以内の文字列で指定します。

-c 接続URL

接続URLを1024バイト以内の文字列で指定します。なお、パラメタを指定する際の留意点は、「5.4 データベース検索入力支援機能の留意事項」の「■ データベース検索入力支援環境設定ツールを利用する場合の留意点」を参照してください。

-u ユーザ名

データベース接続ユーザ情報のユーザ名を128バイト以内の文字列で指定します。

-p パスワード

データベース接続ユーザ情報のパスワードを128バイト以内の文字列で指定します。

-q 問合せ情報名

問合せ情報名を指定します。
複数指定する場合は、各問合せ情報名を空白で区切ってください。
空白を含む問合せ情報名を指定する場合は、"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
以下に示す問合せ情報名は指定できません。

  • 問合せ情報格納ディレクトリ配下に存在しない問合せ情報名

  • 他のドライバで使用されている問合せ情報名

  • 同一の問合せ情報名

注意

  • 本コマンドの初回起動時に-jdオプションを指定した場合は、ログイン情報(ログインIDおよびパスワード)を登録するプロンプトが表示されます。

  • 2回目以降に-jdオプションを指定する場合は、必ず登録したログイン情報を入力します。

  • ログイン情報が不正な場合、エラーメッセージを表示し、本コマンドを終了します。データベース接続情報の登録を行う場合は、再度、本コマンドを実行してください。ログインID、およびパスワードは画面上に表示されません。

  • -qiオプションでデータベース接続環境全般を登録しておく必要があります。

【例】JDBCドライバ名、接続URL、データベース接続ユーザ情報のユーザ名、データベース接続ユーザ情報のパスワード、および問合せ情報名を設定し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合

注意

  • ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字は、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。\記号は、表示する環境によっては\(バックスラッシュ)となります。
    入力されたログインIDおよびパスワードは画面に表示されません。
    正しく登録できた場合は、メッセージは表示されません。

  • 指定するオプションによっては、関連するオプションを必ず指定する必要があります。以下を参照してください。

    オプション

    必須オプション

    任意オプション

    -set

    -d、-c、-u、-q

    -p

    -app

    -d、-c、-u、-q

    なし

    -rm

    -d、-c、-u

    -q

    -l

    なし

    -d、-c、-u
    (指定する場合は、-d、-cおよび -uすべてのオプションを指定してください)


  • -setオプション、-appオプション、-rmオプション、および-lオプションを同時に指定できません。これらのオプションを指定する場合は、先に-qiオプションでデータベース接続環境全般を登録しておく必要があります。
    また、入力された値の正当性はチェックされません。

  • -setオプションで-pオプションを省略した場合は、本コマンドの起動直後に、パスワード入力を求めるプロンプトが表示されます。なお、入力されたパスワードは画面上に表示されません。

  • -setオプションで-pオプションを指定した場合は、パスワードが漏えいしないように十分注意してください。

【例】「JDBCドライバ名、接続URL、ユーザ名、パスワードおよび問合せ情報名」を「登録、追加または削除」する場合

【例】登録されているデータベース接続情報をすべて表示し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合