-jdオプションで指定できるオプションと指定例を以下に示します。
オプション | 説明 |
---|---|
-set | データベース接続情報を登録します。以下の情報が登録できます。
すでに登録されている「JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名」の組合せのデータベース接続情報を複数登録することはできません。 |
-app | 登録済みのデータベース接続情報に、問合せ情報名を追加します。 |
-rm | 登録済みのデータベース接続情報から、以下の情報を削除します。
削除する方法として、以下の2通りがあります。
JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名を指定し、一括して削除する時には、確認のプロンプトが表示されます。 一度に-rmオプションを複数指定し、mxsetdbenvコマンドを実行することはできません。 |
-l | 登録されているすべてのデータベース接続情報内容を表示します。 |
-d JDBCドライバ名 | JDBCドライバ名を1024バイト以内の文字列で指定します。 |
-c 接続URL | 接続URLを1024バイト以内の文字列で指定します。なお、パラメタを指定する際の留意点は、「5.4 データベース検索入力支援機能の留意事項」の「■ データベース検索入力支援環境設定ツールを利用する場合の留意点」を参照してください。 |
-u ユーザ名 | データベース接続ユーザ情報のユーザ名を128バイト以内の文字列で指定します。 |
-p パスワード | データベース接続ユーザ情報のパスワードを128バイト以内の文字列で指定します。 |
-q 問合せ情報名 | 問合せ情報名を指定します。
|
注意
本コマンドの初回起動時に-jdオプションを指定した場合は、ログイン情報(ログインIDおよびパスワード)を登録するプロンプトが表示されます。
2回目以降に-jdオプションを指定する場合は、必ず登録したログイン情報を入力します。
ログイン情報が不正な場合、エラーメッセージを表示し、本コマンドを終了します。データベース接続情報の登録を行う場合は、再度、本コマンドを実行してください。ログインID、およびパスワードは画面上に表示されません。
-qiオプションでデータベース接続環境全般を登録しておく必要があります。
【例】JDBCドライバ名、接続URL、データベース接続ユーザ情報のユーザ名、データベース接続ユーザ情報のパスワード、および問合せ情報名を設定し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
注意
ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字は、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。\記号は、表示する環境によっては\(バックスラッシュ)となります。
入力されたログインIDおよびパスワードは画面に表示されません。
正しく登録できた場合は、メッセージは表示されません。
指定するオプションによっては、関連するオプションを必ず指定する必要があります。以下を参照してください。
オプション | 必須オプション | 任意オプション |
---|---|---|
-set | -d、-c、-u、-q | -p |
-app | -d、-c、-u、-q | なし |
-rm | -d、-c、-u | -q |
-l | なし | -d、-c、-u |
-setオプション、-appオプション、-rmオプション、および-lオプションを同時に指定できません。これらのオプションを指定する場合は、先に-qiオプションでデータベース接続環境全般を登録しておく必要があります。
また、入力された値の正当性はチェックされません。
-setオプションで-pオプションを省略した場合は、本コマンドの起動直後に、パスワード入力を求めるプロンプトが表示されます。なお、入力されたパスワードは画面上に表示されません。
-setオプションで-pオプションを指定した場合は、パスワードが漏えいしないように十分注意してください。
【例】「JDBCドライバ名、接続URL、ユーザ名、パスワードおよび問合せ情報名」を「登録、追加または削除」する場合
JDBCドライバ名、接続URL、ユーザ名、パスワード、および問合せ情報名をを設定し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
注意
ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字は、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。\記号は、表示する環境によっては\(バックスラッシュ)となります。
入力されたログインIDおよびパスワードは画面に表示されません。
正しく変更できた場合は、メッセージは表示されません。
JDBCドライバ名、接続URL、ユーザ名、および問合せ情報名を設定し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234、データベース接続ユーザ情報パスワードにbase-987を指定した場合(パスワードの省略可)
DBCドライバ名、接続URL、ユーザ名のデータベース接続情報、および問合せ情報名を追加し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名のデータベース接続情報を削除し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
JDBCドライバ名、接続URL、ユーザ名のデータベース接続情報から、問合せ情報名を削除し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
JDBCドライバ名、接続URL、およびユーザ名のデータベース接続情報を表示し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
(問合せ情報名に“SEARCH_ADDRESS”と“SEARCH_NAME”が登録済みの場合)
【例】登録されているデータベース接続情報をすべて表示し、ログインIDにuser001、パスワードにdata-1234を指定した場合
データベース接続情報登録数が2つの場合
注意
ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字は、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。\記号は、表示する環境によっては\(バックスラッシュ)となります。
入力されたログインIDおよびパスワードは画面に表示されません。
データベース接続情報が未登録の場合
mxsetdbenv -jd -l ログイン情報を入力してください。 ログインID:user001 パスワード:data-1234 データベース接続情報登録数:0 |
登録されているデータベース接続情報をすべて表示する場合で、問合せ情報“SEARCH_NAME”が問合せ情報格納ディレクトリに存在しない場合