データベース検索入力支援環境設定コマンドについて説明します。
ログインIDおよびパスワードの登録は、以下のディレクトリにあるデータベース検索入力支援環境設定コマンドmxsetdbenvを初めて実行したときに行われます。オプションの指定が正しければ、どのオプションを指定していても、ログインIDおよびパスワードを登録するプロンプトが表示されます。
データベース検索入力支援環境設定コマンドは、次に示すディレクトリに格納されます。
/opt/FJSVfcdn/bin配下 |
参考
環境変数PATHには、コマンドの格納先ディレクトリは追加されません。次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。
コマンドの格納先ディレクトリに移動して、コマンドを実行する
コマンドをフルパスで指定して、コマンドを実行する
環境変数PATHにコマンドの格納先パス名を追加して、コマンドを実行する
なお、本ツールを利用する場合は、システム管理者(root)権限で実行する必要があります。
【書式】
mxsetdbenv -qi [-s 問合せ情報格納ディレクトリ] [-v データベース検索入力支援部品のアプリケーション名] [-d データ管理サービスのアプリケーション名] [-p [データ管理サービスのポート番号]] mxsetdbenv -qi -l mxsetdbenv -ui -u mxsetdbenv -jd -set -d JDBCドライバ名 -c 接続URL -u データベース接続ユーザ情報のユーザ名 [-p データベース接続ユーザ情報のパスワード] -q 問合せ情報名・・・ mxsetdbenv -jd -app -d JDBCドライバ名 -c 接続URL -u データベース接続ユーザ情報のユーザ名 -q 問合せ情報名 ・・・ mxsetdbenv -jd -rm -d JDBCドライバ名 -c 接続URL -u データベース接続ユーザ情報のユーザ名 [-q 問合せ情報名 ・・・] mxsetdbenv -jd -l [-d JDBCドライバ名 -c 接続URL -u データベース接続ユーザ情報のユーザ名] mxsetdbenv -at [-t タイムアウト時間] [-n 最大表示件数] mxsetdbenv -at -l
【復帰値】
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
【機能】
本ソフトウェアをインストール後、mxsetdbenv -qi、-ui、-jdまたは-atオプションでログインIDおよびパスワードの設定を初めて実行したとき、ログインIDおよびパスワードが登録されます。
登録できるログイン情報は1つです。ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字については、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。
ログイン情報の登録が完了しても、状態を通知するメッセージは表示されません。
-qi オプション
「データベース接続環境全般」を操作するオプションです。以下の情報を登録または更新することができます。
問合せ情報格納ディレクトリ
データベース検索入力支援部品のアプリケーション名
データ管理サービスのアプリケーション名
データ管理サービスのポート番号
-ui オプション
「ログイン情報(ログインIDおよびパスワード)」を変更するオプションです。
本コマンドを実行すると、登録されているログイン情報を変更することができます。
変更できるログイン情報は1つです。ログインIDおよびパスワードは、6~128バイト以内の半角英数字および記号で指定してください。入力できる文字については、「D.1.2 ログインIDおよびパスワードで入力できる文字」を参照してください。
ログイン情報を変更すると、状態を通知するメッセージは表示されません。
ログイン情報の管理には十分注意してください。
また、ログイン情報を忘れると、ログインできなくなります。その際は、Formcoordinatorを再インストールし、本ツールを使用して、データベース接続情報等を再度登録してください。
-jd オプション
「データベース接続情報」を操作するオプションです。以下の情報を登録および更新することができます。
JDBCドライバ名
接続URL
ユーザ名
パスワード
問合せ情報名
-at オプション
「データベース検索入力支援機能に関する補助情報」を操作するオプションです。以下の情報を登録および更新することができます。
タイムアウト時間
最大表示件数
注意
mxsetdbenvのオプション(-qiオプション、-jdオプション、-atオプション、および-uiオプション)は1つだけ指定可能です。重複して指定することはできません。