データベース検索入力支援のタイムアウト時間および最大表示件数を設定します。
データベース検索入力支援機能に関する補助情報を操作するには、データベース検索入力支援環境設定コマンドmxsetdbenvでオプション -atを指定します。なお、mxsetdbenvのオプション -atを指定する前に、mxsetdbenvのオプション -qiでデータベース接続環境全般を設定しておく必要があります。
書式
mxsetdbenv -at [-t タイムアウト時間] [-n 最大表示件数] mxsetdbenv -at -l |
Formcoordinatorをインストール後、初めてmxsetdbenv -atオプションを指定した場合は、ユーザのログインIDおよびパスワードを登録するプロンプトが表示されます。ログインIDおよびパスワードの登録については「5.2.2.1 ログインIDおよびパスワードを登録する」を参照してください。
機能
データベース検索入力支援機能に関する補助情報を操作するオプションです。補助では、以下の情報を登録または更新できます。
タイムアウト時間(単位:秒)
タイムアウトの対象として計測されるのは以下の時間となります。
OutputDataBuilderクラスを利用し、データベース検索入力支援機能を使用している電子フォームを表示してから、データベース検索入力支援部品を呼出すまでの時間
データベース検索入力支援部品を呼出した後、次のデータベース検索入力支援部品を呼出すまでの時間
また、データベース検索入力支援部品の呼出しは以下の場合に行われます。
イベント定義で、データベース検索入力支援機能が実行されたとき
検索条件入力画面で[検索]ボタンをクリックしたとき
なお、上記a)、b)の時間がタイムアウト時間を越えた場合、タイムアウトのエラーになります。タイムアウトのエラーになると、イベントID:30424のイベントログが発行され、以後、表示されている電子フォームではデータベース検索入力支援機能が利用できなくなります。再度利用できるようにするには、OutputDataBuilderクラスを利用し、電子フォームを再表示させる必要があります。
また、タイムアウト時間の初期値は1800秒(30分)です。タイムアウト時間は60(1分)以上、43200(12時間)以下の範囲で指定してください。数値以外(未入力を含む)は入力できません。
最大表示件数
最大表示件数とは、検索結果表示画面に表示可能なデータベース検索結果の最大表示件数です。最大表示件数の初期値は15件です。最大表示件数は1以上、999以下の範囲で指定してください。数値以外(未入力を含む)は入力できません。
例
タイムアウト時間に“300”、最大表示件数に“10”を登録する場合
mxsetdbenv -at -t 300 -n 10 |
正しく登録できた場合は、メッセージは表示されません。
注意
タイムアウト時間を長く設定すると第三者から攻撃される可能性が高くなるため、タイムアウト時間は、タイムアウトが発生しない範囲で短めに設定してください。
詳細は、「G.1 mxsetdbenvコマンド」を参照してください。