ここでは、Interstage HTTP Serverについて、以下を説明します。
Interstage Application Server V10.0での変更内容
Interstage Application Server V10.0(Interstage V10.0)での変更内容を説明します。
オンライン照合機能で使用するディレクトリサーバ
オンライン照合機能の運用時に使用するディレクトリサーバとして、Interstageディレクトリサービスに加えて、Active Directoryが使用可能となります。ただし、Interstageディレクトリサービスを使用して構築したディレクトリサーバ環境は、移行できません。Active Directoryを使用したディレクトリサーバ環境を再構築してください。ディレクトリサーバの環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage HTTP Serverの認証とアクセス制御の設定”-“オンライン照合”を参照してください。
作成可能なWebサーバの最大数について
Interstage管理コンソールまたはihscreateコマンドで作成可能なWebサーバの最大数が、以下のように変更となります。
Interstage V9(変更前)
Webサーバは、16個まで作成できます。
Interstage V10.0以降(変更後)
Webサーバは、64個まで作成できます。
SSL運用中、証明書有効期限が切れたとき/切れる前に出力される警告メッセージについて
SSL運用中のメッセージ出力が以下のように変更となります。
Interstage V9以前(変更前)
SSL運用中、サイト証明書および認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れたとき/切れる前に、警告メッセージは出力されません。
Interstage V10.0以降(変更後)
SSL運用中、サイト証明書および認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れたときに、警告メッセージ“ihs00534”/“ihs00535”が出力されるようになります。
また、サイト証明書および認証局の証明書(発行局証明書)の有効期限が切れる前に、有効日数を通知する警告メッセージ“ihs00536”/“ihs00537”を出力させることが可能となります。本機能は、環境定義ファイル(httpd.conf)において、SSLCertExpireディレクティブで設定します。
SSLCertExpireディレクティブ未設定(省略値)では、警告メッセージ“ihs00534”~“ihs00537”を出力させる設定になっているため、Interstage V9以前と同様に、警告メッセージ“ihs00534”~“ihs00537”を出力させないようにする場合は、SSLCertExpireディレクティブで以下のように設定してください。
SSLCertExpire None
Interstage Application Server V9.0での変更内容
Interstage Application Server V9.0(Interstage V9.0)での変更内容を説明します。
Interstage HTTP ServerのベースとなるApache HTTP Serverのバージョン変更
Interstage HTTP Serverは、Apache HTTP Server 1.3ベースからApache HTTP Server 2.0ベースのWebサーバへ変更されました。V8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 2.0ベース)へ移行する場合は、「3.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照して移行してください。